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お館様の代理人 呪いの館を相続したはずが館にめちゃくちゃ世話焼かれてるんですけど!  作者: zingibercolor
第1章

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別視点 {お館様}と庭

 庭は、四季折々の花が咲くように手入れしている。花をつけたままだと植物が実や種を作ろうとして弱ってしまうので、ある程度咲かせたら剪定してしまう事が多い。

 選定して出た物は、適当に消化吸収して熱量として使ってしまうが、まだきれいなものは花瓶に挿して飾ることもある。

 そういう訳で、夕べも庭を手入れして回っていた。ユリはある程度咲いたら切ってしまいたい、ダリアもいつまでもは放っておけない、キキョウは……まだ切らなくてもいいが、多少あったほうが花瓶に生けたときに引き締まるだろうか。

 そんな風に剪定したものを、食堂に飾ってみた。そしたら真希氏は興味を示してくれて、なんと庭を見て回ってくれた。

 庭の手入れは好きだが、長年掛川右京が人を遠ざけていて、庭を見てくれる人がほとんどいなかったのでとても嬉しい。これからも真希氏は庭を見に来てくれないだろうか、真希氏の客人や友人も、庭に来て見てくれないだろうか。

 しかし、この夏の暑さではわざわざ見に来る人もいないだろうな……悲しいことだ。

 秋を待つしかないが、秋になっても真希氏はここで暮らしてくれるだろうか? この館で、私を一人にしないでくれるだろうか?

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