75.悲惨な現実
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
病室
ラールに連れられ、とある病室にやってきた一同。
レン「ここって…」
ミヤ「明らかに病室だね…」
ネメシス「誰がいるんだ?」
ラール「見たらわかるよ」
2つのベッドには男女が横たわっていた。
1人は黄緑髪のロングの女性で、もう1人は青っぽい髪の少し長い髪をした男性だった。
ネス「この2人って…」
シロ「女性の方は、ランスさん、男性の方は、アーロンさんだ…」
ネム「なんか、この2人、やつれてない?」
ラール「無理もないよ。ウイの能力『生きる気力を奪う能力』で、2人は日に日に弱ってる」
モコ「生きる気力を奪う能力!?」
ラール「彼女の能力は自身の肩書きにあった文字通り“絶望”的な能力をしてるのさ。そして、その封印は日に日に弱まってる」
ネス「なるほど…奪った気力を使って封印を解こうとしてるのね」
ラール「アサシンのリーダーは頼り甲斐があって良かったね。リーダー抜きの君らだけだと、永遠に話が進まないよ」
アカネ「んだと!クソ眼鏡ぇ!てめぇの眼鏡粉砕すんぞ!!」
サスケ「して良いと思う」
ネメシス「むしろするか?」
ミヤ「なんでみんなラールに対して殺意高いの?」
アン「それでも、私がずっと延命し続けてるんです…」
アカネ「?どう言う事だ?」
アン「私の能力は、お姉様とは真反対の『相手に生きる活力を与える能力』なんです…それでお父様とお母様の延命を行なってるのですが…再帰させるのが難しくて…」
ラール「ほとんど、イタチごっこ状態だからね…君が気力を与え続ける限り、ウイも復活の力を強めている…結果的に、彼女の封印解除に協力してるんだよ?君…わかってる?」
アン「……わかってます…それでも、私は、お父様もお母様も失いたくないです…」
ネス「……なら、今したら?」
アン「え?」
ネス「封印が解けかけてるのなら、もしかしたら封印が解けると同時に、能力だって解除される可能性があるわ。なら、今、この2人に気力を与えて、少しでも目覚める手助けをしてあげなさいよ」
アン「…ネスさん……」
アカネ「うちのリーダーはこの眼鏡とは違って逆撫でするような事は言わないな…」
ラール「なんで僕ディスられたの?」
アン「…やってみます!」
アンはアーロンとランスの2人に能力を使い、2人に生きる気力を与える。
その時…
ドーンと天界全体が大きく揺れたのだった。
ネム「え!?何!?」
ラール「あぁあ…ついにお目覚めか…これは…とんだ事になるよ?」
ネス「…やっぱりね…」
アン「まさか、お姉様が目覚めて…」
ラール「お察しの通りだの…」
宮殿 神の座
???「………」
天界中に大きな警報が鳴り響く。
そしてアナウンスで住民に避難誘導が流れたりと、天界中が修羅場と成り果てていた。
???「まさか、このタイミングで復活とはな?」
???「…」
初老の巨体の男が華奢で赤眼をした金髪の女性に話しかけていた。
初老の男「今回は封印では済まさん。貴様と言う存在を葬り去ってやる!」
そう宣言すると、男は電気を纏わせる、女性に襲いかかる。
だが…
まるで、その攻撃が意味をなさないかの様に打ち砕かれてしまった。
男は諦めず、再び攻撃を試みた時…
アン「お姉様!!」
中にアンと、そしてアサシン一行とシロ、ラールが入って来た。
アン「ライオウさん!何をしてるんですか!?」
ライオウ「ちっ…邪魔が入ったか…」
アカネ「まさか、奥にいるのが…」
ラール「まさかだよ…あれが、ウイだよ」
ウイ「……」
一目見ただけでもわかる強者オーラ…
そのオーラは以前戦ったアクアとは比にならないレベルのものだ。
全員がオーラだけで絶望してしまう「こんな奴に勝てるのか?」と言う感情が多く募る中…
ネス「絶望してる暇なんてないわよ。ここでこいつを止めないと、天界どころか、異世界全てがめちゃくちゃにされるんだから」
ネスが後ろで絶望し、全員の沈んでいた感情を振るい立たせたのだった。
アカネ「そうだな!こんなところで絶望してる暇はねぇ!」
ネム「そうだね…止めよう!」
ライオウ「止めるだ?それと、貴様ら6人、魔人だな?魔人が天界と言う神聖な土地に足を踏み入れて良いわけがないだろ!!今すぐ摘み出せ!!」
ライオウが大きく怒鳴り、アサシン達に雷を向ける。
アン「待ってください!ライオウさん!!彼女達は、私達に協力を…」
ライオウ「協力?魔人などと言った穢らわしい者の助けなどいらん!!!」
そして、アサシン達に雷が落ちる。
終わったかの様に思えたが、全員無傷。
なんと、目の前には、ラールが立っていたのだった。
ラール「これだから考えがアップデートされてない老害は嫌いなんだよ…」
ライオウ「なんだと?貴様は刑期を終えたはずだ!さっさとこの世界から出ていけ!」
ラール「残念だけど、お前って言う害獣駆除するまで帰れないから」
ライオウ「は?」
ラールはさっき受けた雷をライオウの方へカウンターとしてお見舞いしたのだった。
ライオウ「貴様…神殺しとは良い度胸だな!?」
ラール「僕はただ世界にとって害となり得る存在を駆除、もしくは矯正する為にいるだけだから。2度とこの親子に関わるな…」
ライオウ「無理な頼みだな?この女を殺すまで…な!」
ライオウの攻撃はウイへ飛ぶ。
だが、ウイには一切効いてないのか、特攻してきたウイにライオウは斬られてしまったのだった。
ライオウ「おの…れ……」
ウイ「……」
ライオウはその場に倒れ、そして、ウイの殺意は、アンへ向けられる。
ウイ「………」
アン「……」
ウイ「…殺す!」




