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【完結】わん・もあ・たいむ ~今度こそ好きだと言って~  作者: 佐藤朝槻
ふぁーすと・すぷりんぐⅡ 始まりの春
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染められた我が心


 勉強会が終わって図書館を出たとき。

 君は偉人の句をつぶやき、「星奈(せな)から夏の、くちなしみたいな香りがする」と手をつないできた。

「口が無いって意味なら合ってる。東真(あずま)みたいに気、利かないし」

「そんなことない。本当にそんな……」

 あまりにも自分事のように傷つくから、高速Wi-Fi並みの速さで謝った。


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Day12お題 謂はぬ色

東真がつぶやいたのは、正岡子規の俳句「薄月夜 花くちなしの 匂いけり」なんじゃないかなぁって勝手に想像しています。

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