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【完結】わん・もあ・たいむ ~今度こそ好きだと言って~  作者: 佐藤朝槻
ふぁーすと・すぷりんぐⅡ 始まりの春
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祈念


 体育祭が終わり、私は黙って教室を出た。

 自販機でジュースを買っていると、背後からローファーの足音がひとつ。

 振り向くと、やはり君だった。


「打ち上げは?」


 私の言葉に首を振る。


「このあと暇なら行きたいところがあるんだけど」


 と、君に誘われていったのは小さな神社だった。


「静かでいい神社ところだね」

「ああ。落ち着きたいときはよく来る」

「そんな大切な場所、私に教えていいの?」

「うん。落ちこんでるようにみえたし」


 君は賽銭を投げて二礼二拍した。私も真似をして祈る。

 ――神様、私が大縄跳びでミスをしなければ、クラスは優勝できました。申し訳なくて恥ずかしくて、謝らずに出てきてしまいました。クラスの皆には明日ちゃんと謝ります。ですから今だけ許してください。負けなければ今、となりにいるこの人と、こうして過ごせなかったでしょう。自分勝手なのは理解しています。それでも、どうか見逃してください。


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Day16お題 秘密基地

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