927:許されてた事を知ろう。
「ですので、食事一つ取っても人の手を借りざるを得ないんです」
「設備を作って自分で取る事が出来る様にしたとしても、まずはそこに補充せねばならんからな」
「はい」
あぁ、確かに。
でもまぁそこは、買った草をそこに配達してもらえば良いんじゃないかな。
いや、まぁ手を借りてる事には違いないし、余分にちょっとだけお金が出て行きそうだけど。
あ、買う時に背中に積んでもらえば…… って思ったけど、それはそれで手が届かないのか。
後ろだから余計に取りづらいだろうし。
「姫様」
「うむ」
ジェイさんがアリア様の背後から静かに声をかけた。
あぁ、こね終わったのか。
「そして少し重要な問題に移るのですが」
「うむ」
「ヒトから魔物扱いになったので、主の居ない状態で町を歩くことが許されない…… のはあまり関係無いのですが」
「そこはそういう問題では無いからな」
うん、それはそうなんだけど、今結構な問題発言したよね。
誰かの配下にならないといけなくなってるの?
「……ん?」
魔物だけで出歩いちゃダメなんだよね?
「どうした?」
「いや、私シルクたちだけで行動させたりしてたんですけど、大丈夫だったのかなって」
「あぁ、【妖精】のする事だからな。多少は問題無いぞ」
……うん、まぁありがたいんだけどさ。
それで良いのかって言いたくなるというか、ダメだよね?
っていうかそれ、普通はダメって事だよね?
まぁ流石に、普通の召喚獣を連れ歩く時と同じで、見た目からして危なそうなのだとやめろって言われるんだろうけどさ。




