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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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881/3917

881:おしゃべりを止めて入ろう。

 ん?

 入り口の方からコンコンって音が……


 あぁ、ジルさんが門の横で壁を叩いたのか。

 おしゃべりしてないで、ちゃんと案内しなきゃダメでしょって事かな?


 おや、なんか別の方を見て首を振った。

 なんだろう、話のタネになってたベルさんでも居たのかな。


 いや、まぁランディさんだったとしても、私には見えないんだけどさ。



 あ、ジルさんが門を開けてくれた。

 お辞儀をして消えて行ったけど、「中へどうぞ」って事で良いんだよね。


 そうじゃなかったら何なんだって話だけど。



「お邪魔しまーす。おー、広い」


 エリちゃんが消えたジルさんに挨拶をしつつ、一人で先に入って行く。

 うん、無駄に広いよね。

 無駄ではないか。


「ジル、触っちゃ駄目だよ?」


「ジル、解ってると思うけどね」


 ……なんかジルさんが居た所と門を通ろうとするシルクの間に双子さんが入っていった。

 やっぱジルさんも例にもれず、小さい生き物は好きなのか。



「ちぇーって顔してもダメだよ。潰れちゃうからね」


「ちぇーって顔してもダメだよ。ジルは力持ちなんだから」


 いや、ジルさん程の力持ちじゃなくても、普通にダメだけどね?


 ……あのジルさんが「残念そうな顔」をしてるらしい。

 ちょっと見たい気もするけど、多分私には解らない程度の表情なんだろうな。



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