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「お、あれだね?」
「えぇ。入り口はあちらですわね」
「なるほどー。確かにこれは判りやすいねー」
高い壁で完全に隔離されてるもんなぁ。
何なのかが解らなくても、何か特殊な場所なんだって事は察せるよね。
「いらっしゃい、待ってたよ」
「いらっしゃい、待ってるよ」
「うおぉぅ、びっくりしたー」
あ、エリちゃんが双子さんに挟まれてる。
密着って言って良い距離で並んで歩いてるけど、なんで隠密の人達は普通に登場しようとしないんだ。
いや、本当なら隠れたまま出てこない様な仕事なんだろうけどさ。
「おー、噂の双子ちゃんだ」
……一瞬で立ち直って両手でそれぞれの頭を撫で始めた。
相変わらず無駄に高い適応力だな。
「どーも、強いと噂の双子ちゃんです」
「どーも、可愛いと噂の双子ちゃんです」
いや、間違ってないんだろうけどそんな噂を立てた覚えは無いぞ。
まぁ一応、強い事も可愛らしい事も言ったかもしれないけどさ。
「……いや、仕事が仕事だし、噂になってちゃダメなんじゃないか?」
アヤメさんがぼそっと呟いてる。
うん、まぁそうだよね。




