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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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877/3917

877:挟まれよう。

「お、あれだね?」


「えぇ。入り口はあちらですわね」


「なるほどー。確かにこれは判りやすいねー」


 高い壁で完全に隔離されてるもんなぁ。

 何なのかが解らなくても、何か特殊な場所なんだって事は察せるよね。



「いらっしゃい、待ってたよ」


「いらっしゃい、待ってるよ」


「うおぉぅ、びっくりしたー」


 あ、エリちゃんが双子さんに挟まれてる。

 密着って言って良い距離で並んで歩いてるけど、なんで隠密の人達は普通に登場しようとしないんだ。


 いや、本当なら隠れたまま出てこない様な仕事なんだろうけどさ。



「おー、噂の双子ちゃんだ」


 ……一瞬で立ち直って両手でそれぞれの頭を撫で始めた。

 相変わらず無駄に高い適応力だな。


「どーも、強いと噂の双子ちゃんです」


「どーも、可愛いと噂の双子ちゃんです」


 いや、間違ってないんだろうけどそんな噂を立てた覚えは無いぞ。

 まぁ一応、強い事も可愛らしい事も言ったかもしれないけどさ。


「……いや、仕事が仕事だし、噂になってちゃダメなんじゃないか?」


 アヤメさんがぼそっと呟いてる。

 うん、まぁそうだよね。



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