3891/3913
3891:原因から目を逸らそう。
「はい、おかえりー」
無音で部屋に入ってぺこりとお辞儀をしてくるシルクを、おつかれさまーとひらひら手を振って迎えてみる。
どうやったらあそこまで音を消せるんだろうって思ったけど、多分いつも通り疑問に思うだけ無駄なやつだな。
隠密さん達だと音どころかドアを開けた事すら気付かない様に入ってきそうだし。
いやこの部屋でそれをやるのは、流石にサイズ的に無理だろうけど。
むぅ、おやすみのじかんですよとばかりに布団をかけ直された。
なんか子ども扱いされてる気がするけど、それもいつも通りの事だったな。
……ゴロゴロして時間を潰してたのはシルクを待ってたからだって気もするけど、まぁそれも置いておくとしよう。
あ、また考えてる事バレたなこれ。
ちょっとすいっと目を逸らしたぞ。




