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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1720/3928

1720:安全性に関する配慮をしよう。

 ……まぁとにかくせっかく喚んでみせてくれたんだし、私も挨拶しておくか。


「えーと…… あ、うん、よろしくね」


 とりあえず近づいてみて、どうしたものかなって思ってたらこっちにも触手が伸びてきたので握って握手。


 しかしまぁ、四メートル近いウニってのは中々の迫力だなぁ。

 本体の部分だけだと二メートルってところだけど、それでも私よりでっかいボールだし。



「とげとげですわねぇ」


「……変な事はしないでね?」


 尖った物との相性が最悪な人が興味を示しているので、必要無いとは思うけど一応釘を刺しておく。

 いや、ライカさんの件が有るから必要無いかも怪しいな。


「おや?」


「ん? ……これどうなってるんだろう」


 カトリーヌさんがマキちゃんの鋭いトゲに指を伸ばすと、触ろうとした棘の先端が簡単には刺さらない程度に丸っこく変形した。


 それそういう事の出来る部位じゃないでしょ。

 いや、普通のウニじゃないんだからそういう事を言っても仕方ないんだけど。



 試しに私も触ってみたけど…… なんだろう、爪楊枝の頭側とかイヤホンとかの端子みたいな感じかな?

 ほとんど尖ってはいないけど、あんまり力を加えると危ないかなってくらいの安全性だな。


「危害を加えない様に配慮の出来る、優しい方なのですね」


 うん、間違ってはいないんだろうけど、なんかこう…… うん?ってなる気持ちも有る。

 いや、まぁ良いんだけどさ。


 あ、ねぎとろさんに挨拶してたシェラ達がこっちに来た。

 うんうん、召喚獣同士仲良くね。



 しかしこの子、ずっと地上に居て大丈夫なんだろうか。

 ウニがどう呼吸とかしてるのかよく知らないけど、一応水棲の生き物だよね。


 まぁ苦しそうなアピールもしてないし、召喚者(かいぬし)のねぎとろさんも気にしてないって事は大丈夫なんだろう。

 そうじゃないなら、手の上に喚んで定期的に沈めてあげたりしてるだろうしね。



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