1718:お友達を紹介してもらおう。
「あ、そうだ」
ん?
何かを思い出した様な素振りを見せて潜った……けど、今のはただの息継ぎか。
言い方からして本題では無さそうだけど、何だろう。
「私も【召喚士】だから、お友達を紹介するね」
「あ、契約したんだ」
「うん」
うちの召喚獣達に手を振りながら、でっかい召喚パネルを出すねぎとろさん。
ソニアちゃんといい、不人気職の筈なのに妙に【召喚士】に偏りがちだな。
いや、会った人全体で考えると極端に少ないのは事実だけど。
……初期の召喚獣って犬猫とスライムだった気がするけど、大丈夫なんだろうか。
いや、まぁ主な活動範囲が水中だし、流石に配慮されてるのか?
というか珠ちゃん、おさかな!って目でねぎとろさんを見るのはやめようね。
多分噛みついても牙が刺さらないと思う……というか、そもそも大き過ぎてヒレくらいしか噛めそうにないけど。
お、ねぎとろさんの正面に光の塊が。
召喚者のサイズに比べると結構小さい子らしく、五十センチも無いくらいかな?
いや、本人からすれば片手に乗る大きさでも、人間から見れば結構な大きさなんだけどね。
【妖精】からだと小さい家くらいのサイズ感だし。
おっと、実体化して…… んんー?
「……なんで?」
「ほう、大物だな」
呆れと困惑の混ざった顔をするスナさんと、感心して頷くアリア様。
うん、私もスナさんと同じ感想だな。
だって出てきたの、巨大なムラサキウニ?だし。
詳しくないから種類は違うかもしれないけど、なんというかウニって言われて最初に想像する見た目のウニ。
丸くてそれなりに長いトゲのやつ。
……いや珠ちゃん、磯の香りはするだろうけど無理だから。
無理じゃなくても手は出しちゃ駄目だけど。




