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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1680/3910

1680:お店を選ぼう。

「さーてさて、何にしようかなーっと」


 何事もなく市場に着いたので、早速屋台を見回してめぼしいお店を探していくお姉ちゃん。

 ちょっと朝ご飯食べに行くだけで何事かが有る方がおかしいんだけど。


「早く決めろよー」


「うぅ、アヤメちゃんが理不尽……」


 うん、まぁそう言うなら自分で選べって言われても仕方ない発言ではあるな。

 押し付けた張本人だし。


 まぁそういう事も含めての冗談だから笑って済ませられるけどね。



「あ」


「ん? ……『えび』?」


「『えび』だねぇ」


 ……うん、確かに木の板に平仮名ででかでかと『えび』って書いてあるな。

 筆で書かれた字みたいだけど、この為にでっかい筆をわざわざ用意したんだろうか。


「無駄に綺麗な字だな……」


「いや、そこはどうでもよくない?」


 というかお店の看板な訳だし、別に無駄ではないのでは。

 単純に下手な字よりは綺麗な方が良いと思うし。


 まぁ変なというか歪ませた字にしても個性が出せるから、それはそれで良いと思うけどね。



「よし、じゃああそこにしようか」


「はいよ」


 あ、決まりなんだ。

 まぁ目に付いたのは確かだし、海老が嫌いって人も居ないっぽいしそれで良いのか。



 本来猫や犬とかにあげたらダメな筈だけど、召喚獣(このこ)たちはそういう問題が無いみたいだし。

 大丈夫じゃない可能性も無くは無いけど、それならそれで食べようとしないだろうしね。


 ……あー、うん、大丈夫そうだな。

 心なしか珠ちゃん、「えび!」って感じの嬉しそうな顔してるし。




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