1672:可愛いから許そう。
「よーしよし、良い子だねー」
「そりゃこっちの言葉もちゃんと解ってるくらいだしね」
「うん、まぁそうなんだけど」
ポチに「お手」と「おかわり」をしてもらって、嬉しそうにわしゃわしゃと撫でまわすお姉ちゃん。
普通のわんこ以上に賢いんだから、出来て当然……だけどまぁそんなの関係無く可愛いってのも解るから別に良いか。
それはさておき、こっちはこっちで進めよう。
……お姉ちゃん、取ってこーいって棒を投げるのは良いんだけど、方向はちゃんと考えてね?
「おはよぅっふ…… あぁうん、大丈夫だよ」
珠ちゃん、喚ばれてすぐに挨拶してくるのは良いんだけど、こっちのお腹に頭から突っ込んで来られると息が詰まるんだ。
甘えてるだけだし可愛いから許すけど。
とりあえず耳の付け根を指でこりこりしてあげよう。
……エリちゃんが抱っこしたそうにこっち見てるな。
シェラも呼ばないといけないし、ここは譲ってあげよう。
「ほいっ、と。珠ちゃんゲットだーぃ」
なんで被り物みたいに頭に乗っけてるんだ。
あ、お腹が苦しくない様に肩に足を置かせてる。
そういう所は気を遣うんだな。
「あ、レティちゃん来たみたいだよ?」
「おっと、ありがと」
それじゃ次はシェラを……と思ったところで、家の方を見てたエリちゃんに声をかけられたのでそっちへ向かう。
別にパッと呼んでからでも良かったけど、シェラだけ雑な呼び方だとなんだか感じが悪いしね。




