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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1669/3912

1669:役割を疑問に思おう。

 パパッと払って片付けて、ギアを被ってベッドでログイン。


 ちょっと遅くなっちゃったし、ログイン時の感覚矯正はスキップさせてもらうとしよう。

 最初の頃と違って【妖精】用の家で寝起きしてるから、行かなくてもあんまり問題無いしね。




 例によってさっきまで誰も居なかった筈なのに温かいお布団の中に出現して、このままゴロゴロしていたい衝動との戦いが始まりそうになる。

 さっさと援軍(シルク)を呼んで助け出してもらうとしよう。


「はい、おはよう。今日もよろしくね」


 出て来るなり深々とお辞儀するシルクに挨拶をして、一通りの身支度を整えてもらう。


 うん、今日も良い感じにまとまってるっぽいな。

 まぁファッションの事は正直良く解ってないから、なんとなくで言ってるだけだけど。



 えーと……?


 カトリーヌさんはもう表に出てて、レティさんは言ってた通りに下の広間に行ってるっぽいな。

 ロシェさんはまだ来てないみたいだけど、まぁ昨日と違って一緒に動く訳じゃないだろうから気にしなくても大丈夫か。


「それじゃシルク、レティさんの所に行こうか」


 言わなくても解ってそうだけど一応ちゃんと指示を出して、下の階まで運んでもらうとしよう。

 何事もはっきりさせておいた方が、勘違いとかでのトラブルも少なくなるだろうしね。




「おはよー……ってまた凄いね……」


「おはようございます」


 挨拶をしつつ広間に入ったらレティさんが片手の親指だけで逆立ちしてた上に、そのままの姿勢で平然と穏やかな挨拶を返してきた。


 この人って【魔人】のヒーラーだったよね。

 鬼とか獣人とかでも無いし、前衛の武術家でも無い筈なんだけど。



 それにしても、筋力……というか握力?だけじゃなくてバランス感覚も凄いもんだなぁ。

 綺麗にまっすぐ体を伸ばしたままなのに、倒れるどころか微動だにしてないぞ。


 ……なんでこの人が回復役なんてやってるんだろう。

 いや、別にそんなのはレティさんの勝手なんだけどさ。



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