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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1664:問いただしてみよう。

 気付いちゃった以上は仕方ないので、一応訊いておこうかな。

 ちょっと立ち話するくらいの余裕は十分に有るしね。


 顔を見せると怖がられるから、前を向いたままで近づいてみよう。


「先輩、それはそれでなんか怖いです……」


「……うん、まぁ確かに『なんだこいつは』って感じだろうけど」


 振り向けないんだから仕方ないじゃないの。

 私はぴーちゃんみたいに目隠ししたまま問題無く動いたり出来ないしさ。



 まぁそんなことは置いといて本題だ。

 背中を向けたままだと話づらいけど、前を向いたらお話するどころじゃなくなるしね。


「で、こんなとこでどうしたの?」


「そ、その、ですね……」


「うん」


「あ、えっと、()けてたとかじゃなくて……」


「うん」


「その…… ちょっと言いづらいんですけど……」


「怒らないから何言っても大丈夫だよ?」


 流石に調子に乗ってぺったんことか言い出したら怒るけどね。

 何事にも例外は有るんだよ。



(うち)からだと、この道が一番近いんです……」


「……あー、うん」


 なるほどね。

 昨日までは危険地帯を避けて遠回りで登校する羽目になってたけど、実害は無いらしいから鉢合わせしたりしなきゃ大丈夫だろうって通る事にしてみたのか。


 で、いざ来てみたら前に私が歩いてた、と。


「なんというか、うん、迷惑かけててごめんね……?」


「いえ、そんな……」


 いや、どう考えても迷惑なんだから否定しなくても大丈夫だよ。

 普段から申し訳ないとは思ってるし、実害を被ってる人に会ったら謝るしかないでしょ。


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