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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1640/3910

1640:時間潰しを口実にされよう。

「さて」


 お、解放されるかな?


「また翅に触れるぞ」


「あ、はい」


 ダメだった。

 なんかコレットさんが静かに動いてたみたいだけど、何か受け取ったのかな。



「ではお借りしますね」


「うむ」


 ……何をだ?


「と言ってもまぁ、私の物ではないのだがな」


 あー、コレットさんにタオルを持ってきてもらってたのか。

 さっきまで持ってなかった筈の布の感触を背中に感じるし。



 ……いや、それは良いとしてなんで私の翅を磨き始めたの。


「なに、切り上げて風呂へ行っても良かったのだがあちらの都合も有るのでな」


「ん? あぁ、なるほど」


 向こうで召喚獣たちがやってるお仕事が、きりの悪い感じになりそうだったのか。

 気にしてあげてくれるのは嬉しいんだけど、別にこっちも何か作業をすれば…… いや、今やってるのが作業(それ)なのか。


 というかアリア様、平然とこっちの思考を読んでくるな。

 いつもの事か。



 それにしても、これからお風呂に入って洗われるんだから、今磨いても仕方が無いでしょうに。


 まぁ意味がどうとかじゃなくて遊びみたいなものなんだろうけどさ。

 磨かれる方の身にもなってほしい。

 いや、ちょっとくすぐったいくらいで別に痛かったりはしないから良いんだけどね。



 ……良いんだけどねとか言ってばかりだから、こう(・・)なってるんだよなぁ。

 とはいえ実際、やめてくれって言う程には嫌な訳でもない……のが逆に性質が悪いな、うん。

 それが解っててやってきてるんだし。


 ま、今更言っても仕方ないから素直にキュッキュされておくか。

 お世話になってる分を考えたら、このくらいどうって事はないしね。


 ……まぁ行為だけを見れば、これも借りの側に見えるけど。



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