1630:危ない事は控えよう。
「まー嫌な思いするのはユッキーだし、無理強いは出来ないかー」
エリちゃんの方は問題無くても、こっちにダメージが入るからなぁ。
いや、そうじゃなくてもやりたい事では無いんだけど。
「くそー、すぐに美味しくなってやるから舌を磨いて待ってろよー!」
「そんな捨て台詞を吐かれても……」
舌を磨いてってなんだ、舌を磨いてって。
そもそもこれは舌のくくりに含まれるんだろうか。
というかそういうのって、走り去りながら言うものじゃないの?
いや、別にどうでもいいっていうか走り去られたらそれはそれで困るけど。
「……駄目だからな?」
「ん? ……ですね」
ジョージさん、急に何かと思ったらモニカさんがそわそわしてたのか。
こういう変な事じゃなくて本来のお仕事を頑張ってくださいね。
「では私が」
「ダメに決まってるじゃないですか」
「だろうな」
なんで解ってて手を上げるんだ、アリア様。
こんなどう転んでも死ぬのが確定してる魔法、どう考えても撃って良い筈が無いでしょうに。
「まぁ危ない物は無理に試す必要無しって事で」
「やっちまって良さそうな奴は一人知ってるけどな」
「ん? ……あー、なんとなく察しはつきますけど嫌がりそうですからやめときましょう」
私に直接言ってくるって事は今までに会ってる人だろうし、どうせサフィさんあたりだろうな。
あの人は正直言われても仕方ない気もするけど、流石に死ぬ様な目に遭わされるほどじゃないでしょ。




