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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1603/3906

1603:微妙な褒め方をしよう。

 あ、お兄さんの体が消えていった。


 ……のはともかく、なんでモニカさんは返り血を全然浴びてないんだろうか。

 上向きに突いてるんだから、腕には流れてきてそうなものだけど。


 まぁその辺も、「モニカさんだから」とか「隠密さんだから」で終わる話か。

 なんかこう、そういう技術が有るんだろうって事でね。

 隠密の方は(元)って付くけど。



 とりあえず一応見届けたし、中に行くとするか。

 アヤメさんもさっさと戻してあげた方が良いだろうしね。


「……あれ?」


 モニカさん、門の所で待機したままで付いて来ないな。


「姫様がこちらからお帰りになられるまで、進入禁止を申し渡されましたので……」


「あー……」


 一体何をやらかしたんだよ、この人は。

 クマ耳もへにょりと倒れてしょんぼりしてるけど、モニカさんの事だから同情出来ない措置(やつ)だって事はなんとなく想像が付くぞ。



 まぁそういう事なら仕方ないので、気にせずに奥に行かせてもらうとしよう。

 そもそも別に、付いて来てもらわないと困るって訳ではないしね。




「雪ちゃん雪ちゃん」


「ん?」


 進み始めて数秒しか経ってない位置で、なにやらお姉ちゃんが声をかけてきた。


「後ろ見てみて」


「何か…… なにあれ」


 なんかその場に残って門番をやってるモニカさんが、作り物のクマ耳を付けたお姉さん達に包囲されてるんだけど。

 あ、握手求められてる。



「モニカ様のファンクラブの様なものでしょうか?」


「あー、見た目は可愛らしいもんねぇ」


 カトリーヌさんの推察にロシェさんが納得し…… たのを聞きつけて、モニカさんが対応そっちのけでこっちに頭を下げてきた。


 ちょっと失礼なのではって思ったけど、なんか周りの人たちは満足そうだから問題無いのかな。

 それでこそモニカさんだよねって感じなのか?



 でも今ロシェさん、見た目「は」って言ったよね。

 いや、まぁ私も大体同じ意見だけど。


 うん、仕方ないよね。

 だってモニカさんだし。



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