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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1576/3904

1576:決め忘れを埋めよう。

「よーし、やるぞー」


「頑張ってくださいね」


「と思ったけどその前に」


 うん?


「周回数を決めてなかった。初見のコースで一周だと小回りが利くこっちがかなり有利だと思うし、二周で良いかな」


「良いんじゃねーか?」


 あぁ、確かに初めてのコースだとコーナリング……で良いのかな? 輪っかを潜って次を目指すコース取りも手探りだもんね。

 一応地上で走るのとは違って視界は通ってるから、まだマシだろうけどさ。


 【妖精】はかなり自由に動き回れるけど、飛行機はそうもいかないからなぁ。



「それでは、マツリさんにも伝えて参りますわ」


「あ、うん。よろしくー」


 輪っか担当の人たちに二周だってさーって伝わっていってるし、マツリさんにも聞こえそうなものだけど、確実じゃない以上直接言いに行った方が良いのか。


 というか、飛んでる最中に喋ってちゃんと聞こえる物なのかな?

 まぁサイズ差が有るから音量任せでなんとかなりそうではあるし、向こうから反応が貰えれば解るから問題は無いのか。


 聞こえなかったら聞こえなかったで、並走しながらジェスチャーでなんとかすれば良いしね。




「お、そろそろかな。それじゃ行ってくるね」


「はーい」


 マツリさんが飛んでる高度に合わせて待機しに行くロシェさんを、手を振って見送る。

 頑張ってねーはさっき言ったから良いだろう。



 ん?


「ぉわっ!?」


「戻りました」


 だから人の足下からにゅるっと出てくるんじゃないよ。

 というかマツリさんの所に行ったはずなのに、なんでもうここに居るんだよ。




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