1563:用途を確認されよう。
よし、とりあえず翅はこんなもので良いか。
本物より大分厚みが有るけど、その辺は仕方ないって事で諦めよう。
「おー、でっかい」
「あ、終わりました?」
「うん」
あ、チェックしてたらいつの間にか後ろにロシェさんが戻ってきてた。
見た感じ、訓練の方は怪我も無く無事に終わったらしいな。
「いやー、ストレス解消に良いねぇ」
「まぁ土人形相手なら、気兼ねなくやれますしね」
「外でやりあうのと違って身の危険も無いし、色々気にしなくて良いからねー」
あー、魔物相手だと味方の安全とか戦利品の質とか、自分の事以外にも注意点が多いのかな。
あと一対一が保証されてる訳でもないから、周りへの警戒も解けないだろうし。
いや、自分の方は一ではないんだけど。
まぁ「一グループ対一グループ」って意味なら間違ってないか。
「で、これなんなの?」
「魔力の塊を他の形に出来ないかなーってやってみて、試しに人型……というか【妖精】型にしてみたものですね」
「あ、見たまんまなんだ」
うん、見たまんま【妖精】の形をしたただの魔力の塊だね。
「って事はさ」
「何です?」
「ふわーっと敵に飛んで行ってドーンって自爆する訳だね」
「……まぁ確かに、用途としてはそうなるんですかね」
薄くてでっかくて人型になってるってだけで、要は【魔力弾】の亜種みたいな物だしね。
使い方としては目標にぶつけてダメージを与えるもの、って事になるか。




