1553:教えを請いに行こう。
まぁそういうのには巻き込まれずに済んだから良しとして、他を見て回るとしようかな。
「ぴゃ」
うん?
どうしたぴーちゃん、遠慮がちに鳴いてきたけど。
「……あぁ、うん。頑張っておいで」
「ぴっ!」
どうやら「アルさんの所に行っても大丈夫かな?」って確認だったらしい。
護衛は何故か充分過ぎるくらい居るみたいだから、遠慮なく教わって来ると良いんじゃないかな。
「あれ、おじさんだ。ぴーちゃんと仲良いの?」
「仲が良いというか、足技を教えてもらってるんです。まぁ仲の方もそれなりに良いと思いますけど」
友達なんだか師弟なんだか親子なんだかって感じで、良い感じにほのぼのした関係っぽいよね。
「あー、あんまり出ない割に強いもんねぇ」
「ぴーちゃん側の技も身に着けて、更に強くなろうとしてますしね」
「真面目だなぁ。いや、開拓に興味が無いのはこのゲームでは真面目なのかよく解らないけど」
「そういう意味で言うと、私たちは限りなく不真面目なんですけどね」
「……あー」
まぁそういう仕様だから仕方ないんだけどね。
出ようにも出られない生き物だしさ。
「おじさん、手品も上手いんだよ」
「そうなんですか?」
「うん。あとイカサマもね……」
「……手品が上手いなら、当然と言えば当然ですかね」
「まぁこっちが先にやったり、最初から何でも有りでってルールで始めたりしなきゃ、使わないんだけどね」
あー、確かにそういう感じの人だよね。
真面目というか紳士的というか。
というか本当誰にでもギャンブルふっかけてるな、この人は。




