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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1546/3903

1546:最後は譲ってもらおう。

 まぁ飲み込んじゃえば悪さは出来ないんだから、口の中に留めずに通過させちゃえば良いだけか。

 もう大分減ってきた事だし、さっさと終わらせるとしよう。



 対岸に居たカトリーヌさんも、もう普通に話せる程度には近づいて来てるな。


「私、とても幸せですわ」


「唐突にどうしたの」


 いや、まぁ美味しいし幸せなのは確かだろうけどさ。

 いきなり言われても反応に困る。


「いえ、現実では色々と気になりますので……」


「あぁ…… まぁうん、怖いよねぇ」


 いくらチーズケーキがショートケーキとかに比べてマシとはいえ、一杯食べるとどうしてもね。

 特にカトリーヌさんは体に付きやすいらしいし、凄く気にしてるらしいし。


 その辺を気にせずに美味しい物を一杯食べられるんだから、まぁ間違いないな。

 何食べてるかを気にしさえしなければだけど。




「どうぞ」


「あ、うん」


 残りが少なくなってお互いの頭がぶつかりそうになる辺りで、カトリーヌさんが離れて譲ってくれた。

 このままお互い最後まで飲もうとすると、ちょっと問題が発生するもんね。


 かなり好みの味だったっぽいし、こっちが譲れば良かったかなぁ。

 いや、まぁもう遅いんだけど。


「そレジゃ、すグカえッテクるネー」


「ん」


 私の口に吸いこまれながら言うエリちゃんに、一言だけ返事をしてからごくりと飲み込む。

 ……人の喉を通りながら「おホーィ」みたいな声を上げるんじゃない。



「……ほんと容量どうなってんの」


「謎ですよね」


 引き気味のロシェさんから、ごもっともなツッコミを頂いた。

 まぁうん、思うよね。




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