1468:思い付きで遊ばれよう。
さて、後は沸かしても大丈夫かどうかだな。
それぞれ単体では問題無くても、組み合わせた結果もそうなのかは確定した訳じゃないし。
というわけで弱い火の玉を出して、口の中にポイっとな。
お湯の出し過ぎで消えちゃわない様に気を付けて…… と。
んー、大丈夫かな?
少なくとも今のところ、入れる前と変わった感じはしてないし。
む、これもしかして沸騰し始めてる?
なんか小さい泡が出来てる気がするし。
それじゃ、じわじわ出してるお湯の温度を最初から沸騰直前にして、乾ききらない様に出し続けて、と。
ん、最低限の湿度というか湿り気は残るのかな?
火を吹いてる時に口の中がカラカラになった覚えがないし。
普通の状態より乾いていくのは攻撃だって扱いなのかな。
……まぁその辺は別に気にしなくても良いか。
それじゃこの蒸気に魔力を含ませて……
だんだん口を閉じてるのも辛くなってきたし、限界を迎える前に自分で出してしまわないとだよ。
……鼻からぼふーっと吹き出したりはしたくないしね。
おー、白い白い。
外気に触れて冷えた水蒸気が、湯気の状態になって昇っていってなんか綺麗だな。
まぁ氷と同じで口から吐いた物だけど。
「おー? ……よし」
ん?
なんかロシェさんが横から寄って来たけど、何をするつもりだ。
「んー」
……昇っていく蒸気に向けて、口から氷柱をニュルッと出してきた。
うん、何をしに来たのかは解ったんだけど、何がしたいのかはさっぱり解らないな。
「なんか新しい実験?」
「はい」
やるだけやってから訊くのか。
いや、別に良いけどさ。
「えい」
……何故人が吹いた蒸気に白菜らしき物を突っ込むんだ。
なんでそんな物を…… あ、ジェイさんか。
お、端っこがちょっとだけ透けてきた……のは置いといて。
エリちゃんじゃあるまいし、あんまり自由過ぎる行動は慎んでほしいところだぞ。
いや正直エリちゃんにも自重はしてほしいけど。
「う、ちょっと熱いかな?」
……湯気は大丈夫なのに湯気で温めた物の熱はアウトなのか?
白菜を持ってる指、思いっきり突っ込んでるのに。
「はい、あげる」
いや、蒸した白菜の切れ端を単品で渡されても困る。
っていうか『熱い』って言った物を無造作に人の手に置かないでくれませんかね。
別に触れないほどじゃないから良いけどさ。




