1449:お土産を貰おう。
「それじゃ、戻りましょう?」
「はーい」
もっふもっふとぴーちゃんのご機嫌を取りつつ、玄関へ向かうジェイさんの後ろを付いていく。
あ、いつの間にかシェラが抱っこされてる。
……なんか「なんだこの感触……」って顔で触手を掴んでむにむにしてるけど、気にしないでおこう。
さて、とりあえず戻って来たけど…… こっちが先か。
と思ったらすぐに向かいのドアが開けられた。
自分の体内だけあって、ほぼ完璧なタイミング調整だな。
「お待たせー」
「戻りました」
うん、ちゃんと無事に帰って来たな。
本気で心配してはいないけど。
ロシェさんの顔を見るに、結構楽しかったっぽいな。
まぁ面白そうな物は色々持ってるだろうからなぁ。
「見て見てー」
「はい?」
「これ貰っちゃったー」
ずぼっとアイテムボックスに手を突っ込んだと思ったら、何やらでっかいサイコロが出てきた。
いや、【妖精】視点で見るから大きく見えるだけで、普通の人から見れば一センチ程度の普通の品か。
「えーと…… ここで貰うって事は、普通のサイコロじゃないんですよね?」
「うん」
ほいっと渡してきたのを受け取ってみると、なにやら明らかに重心が偏ってる。
これアレか。イカサマ用のやつか。
「グラ賽というやつですわね」
だからなんでカトリーヌさんはそういう言葉を知ってるんだ。
まぁゲームとか漫画とか色々可能性は有るだろうし、わざわざツッコまないけどさ。




