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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1431/3898

1431:怪しさには気付こう。

 さて、シェラを撫でたついでにぴーちゃんにも構っておいて、と。

 さりげなくぴーちゃんの次みたいな位置で待機しているカトリーヌさんを放置して、さっさとジェイさんの所へ行くとしよう。



「お邪魔しまーす」


「はぁい」


 ドアをぽふぽふノックすると、すぐさま内側に開かれる。

 あんまり勢いよく開かれると空気の動きで吸い込まれそうだけど、一応その辺は気にしてくれてるっぽい動きだな。



「いらっしゃぁい。この子が新しい【妖精】さんね?」


「あ、はい。ロシェって言います。よろしくお願いします」


 ん、ロシェさんがなんか不思議がってるというか怪しんでる感じだな。

 しっかり【魔力感知】を使っててもう気付いたのかな?

 ネタばらしはしてないとはいえ、まともとは言い難いっていう情報は出してたし。


「あら、残念。そう、この建物自体が『私』なのよ」


「あぁ、そういう事ですか。……ってうわぁ」


 ジェイさん、不審がられてると判断するや否や、いつもの触手形態になったな。

 うん、いきなりそんな姿()になられたら、大抵の人は引くよね。


「私はジェシカ。ジェイって呼んでくれると嬉しいわ」


 にょろーんと肩の触腕を伸ばして、ロシェさんと握手して…… 粘液は控えた方が良いと思いますよ。

 あ、驚かせたら満足して拭いてあげてる。



「それじゃ、僕の番かな」


 あ、ディーさんが出てきた。

 どこに潜んでたんだって思ったけど、潜む場所なんていくらでも有るしいくらでも用意出来るか。


「おぉ、イケおじ……」


「おじさんって歳では……十分あるね、うん」


「あ、ごめんなさい」


「いやいや、良いんだよ。ありがとう」


 うん、まぁ初対面の相手に褒めてるつもりとはいえおじさん呼ばわりは危ないかもね。

 ディーさんは冗談で言っただけで全く気にしてないみたいだけど、嫌がる人だって居るだろうし。


 ……まぁ口に出さないだけで私も「〇〇(なんとか)のおじさん」みたいに認識してる人は結構居るけど。

 エリちゃんと組んでたおじさんとか、集会を仕切ってくれるおじさんとかね。




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