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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1426/3908

1426:騒音には気を付けよう。

 気を取り直してコツコツ叩き始めて暫く経つと、フミさん達が戻って来る足音が聞こえて来た。

 あんまり進んでないけど、今日は仕方ないって諦めておくか。


 別にフミさん達を待ってたって訳じゃないけど、丁度良い区切りになりそうだしね。


 ロシェさんもそのつもりらしく、足音に反応して片付け始めたっぽいし。




「あら」


 おや、フミさんがドアを開けるなり声を……

 あぁ、シェラが見て見てーって走って行ったのか。


「うん、良く出来てるわ」


 お、高評価だ。


「ただ、ここはもう少し──」


 と思ったらしっかりダメ出しも入った。

 まぁ良くない所は良くないって指摘してもらわないと、それ以上の成長が出来ないもんね。


 放っといても一人で勝手に上達するって事は有るだろうけど、一度見せた上でこれで良いって言われたら、逆にここはこれで良いんだーって気付けなくなりそうだし。



 ふんふんと聞いてたシェラが、ありがとーございますとお辞儀を……してから体当たりに行った。

 まぁうん、さっきやらなかったもんね。

 別にノルマとかは無いと思うけど。


 あ、ティアーナさんが横からひょいっとシェラを抱き上げて、はいどーぞってフミさんに押し付けてる。

 フミさん、仕方ないって顔はしてるけど手つきは優しいな。




 さて、シェラも戻って来た事だし……


「それじゃ、今日はこれで失礼します」


「えぇ。また、いらっしゃい」


 さよーならーと手を振って、ティアーナさんが開けてくれたドアから皆で出ていく。

 楽しみにしててねーとロシェさんに手を振って、ティアーナさんは自分の店の方へ歩いて……


 ん?

 ティアーナさんが閉めたドアが中から開けられたけど……


「だから、これもいつも言っている事でしょう……?」


 ……うん、フミさん、早速作業を始めようとしてたもんね。

 そこでバターンってドアを閉められたら、そりゃこうなるよね。


「ごめんなさーい!」


 あ、ダッシュで逃げて行った。

 どうせ依頼の事ですぐに再会するんだから、逃げても後で余計に叱られるだけだと思うんだけどなぁ。




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