表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1420/3902

1420:怪しげなお金を知ろう。

 ちょっと思ったのとは違う結果になってるけど、とりあえず硬化は出来てるので離れるとしよう。


「吸い直しておかなくて良いの?」


「まぁ良いんじゃないですかね」


 補充するだけなら小さい結晶(おやつ)食べれば良いだけだし。


「あげた意味が無くなった気がするけど…… まぁ良いか」


 うん、気にしない気にしない。

 結果的には羊さんが得してるだけだけど、別段こっちに不満は無いんだし。




「さて、それじゃ早速お役所に届けてくるね」


「はーい」


 私には持ち運べないから、そこは任せるしかないな。

 手間をかけてしまうけど仕方ない。


「私は材料費とお駄賃だけもらって、残りのお金は妖精さん基金に振り込んでおくねー」


「ちょっと待って? ……もらえます?」


「ん?」


 謎の単語で思考停止したせいで、丁寧語が解除されてしまったよ。

 なにそのシステム、初耳なんだけど。



「何にですって?」


「妖精さん基金」


 ……聞き間違いじゃなかったみたいだな。

 そんな解り易い名前、間違えようがないけどさ。



「あれ、知らなかったんだ」


「そんな怪しげなもの、知りませんよ……」


「いやいや、内容はいたってまともなものだよ?」


「そうなんですか?」


 名前からはまともそうな気配が全く感じられないんだけど。

 私がやらかした事への補填とかに使われてそうな名前だし。



「妖精さんや【妖精】に限った話じゃなくて、普通には生活しづらい特殊な(レア)種族の人達の為の、街や施設の整備費用っていう用途がメインだからね」


「あー…… 思ったよりも本当にまともですね」


 なるほど、屋台の専用席(やつ)や役場のドアとか、そういう物の設置費用に使われるのか。


「まぁ行動範囲とかの関係で、やっぱり殆どは【妖精】関係の話になってるみたいだけどね」


「他の人達は殆ど動けませんしね……」


 あ、でもめーちゃんはおじさんに肥料を撒いてもらってたみたいだし、ソニアちゃんもいろんな本を用意してもらったりしてるな。

 そういう事への礼金にも使われてるのかな?



「あ」


「……何ですか?」


 凄く嫌な予感のする呟きはやめてほしいんだけど。

 何を思い出したんだ。


「妖精さんの性格からして、『勘弁してよ……』って言いそうな話が一つ有るけど、聞く?」


「正直あんまり聞きたくは無いんですけど、そういう言い方をされたら聞かざるを得ないじゃないですか」


 いや、まぁ気にせずにノーって言っても良いんだけどさ。

 知るタイミングが変わるだけだろうから、今聞いても同じだもんね。



「妖精さん基金、設立者がアリア様なんだけどさ」


 当然と言えば当然かもしれないけど、もうその時点で勘弁してよって言いたくなるよ?


「アリア様の指示で、基金(そこ)からのお金は全部『妖精さん』の名前で出ていってるらしいよ」


「何をやってるんですか、あの王女様(ひと)は……」


 悪い事じゃないとはいえ、勝手に人の名前を使うんじゃないよ。


 いや、正確には私の名前じゃないけどさ。

 そもそも基金の名前の時点でアレだし。


 でも用途がほぼ私達の為にって事だから、文句が言いづらいな……

 くそぅ、相変わらず困らせたいのか喜ばせたいのかよく判らない人だよ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ