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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1288/3910

1288:人の目を集めよう。

 まぁ気にしてもしょうがないし、忘れた事にしておこう。

 あの手の件に関しては、私の発言権は無いに等しいし。

 被害者本人なのにね。




 うーむ。

 当然と言えば当然だけど、シェラが通行人にめっちゃ見られてるな。

 新顔だからただでさえ物珍しいのに、明らかに背中に何か乗せてるもんね。


 でもなんか周りの反応が、他の子を初めて見た時と微妙に違う気がする。


 ……あ、今は愛想振りまいてないからか。

 シェラって、普通にしてると授業中に一番後ろの席でネイルとか塗ってそうな雰囲気だもんね。

 いや、かなりの偏見が入ってる気がするけど。


 まぁ顔とか雰囲気とか言ったら、すぐにブーメランが返ってくるんだけどね。



「おいすー」


「おう」


 あ、エリちゃんが居たパーティーのおじさんだ。

 今日は一人なんだな。



「また新しい子か?」


「そうだねぇ。よしシェラちゃん、『何このオッサン……』みたいな顔で見てあげて」


「傷付くからやめてくれよ……」


 あ、割と本気でダメージを負ってる。

 似た様な年頃の娘さんでも居るんだろうか……


「あぁいや、良いんだ、大丈夫だから。ありがとうな」


 ごめんねーって感じの笑顔でシェラに頭を下げられて、若干悲し気なまま手を振るおじさん。

 あれ多分、あんまり大丈夫じゃないよね。




 若干しょんぼりしたままのおじさんと別れ、市場へ向かって移動を続ける。


「……後で謝っといた方が良いと思うぞ」


「大丈夫大丈夫。いつもの事だから」


「大変そうだねぇ……」


 ……うん、そりゃいつもって言うくらい何回もああやってイジってたら、気軽に拳骨貰ったりする様な関係にもなるよね。


 仲が良い証拠とも言えるけど、一応もうちょっと気にした方が良いと思うよ。

 外野が言うのもなんだけど。



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