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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1286/3913

1286:名前も知らない事に気付こう。

 ま、見た目云々は置いといて行くとしようか。


「雪ちゃん、あの子とお友達だったんだね」


 と思ったら話題が引っ張られた。


「友達っていうか顔見知りってくらいかな?」


「あ、そうなんだ」


 一回……今ので二回目か。

 会ってちょっとお話しただけだし。



「お裁縫とかが趣味らしくてこの服に興味持ってたから、アリア様に紹介して……」


「ん? どしたの?」


「いや、よく考えたら名前を知らないなって」


 そういえば名乗り合った覚えがないな。

 特に呼ぶ機会が無かったから困りはしなかったけどさ。



「私らも呼び名くらいしか知らないな」


「あの方がリアさん、もう一人の背の高い元気な方がカナさんですね」


「へー。ってそういえば、お姉ちゃんも知ってる感じだったけど有名人なの?」


「まぁあの見た目にアレだからな」


「あぁ、まぁうん」


 二人とも、初見だとかなりのインパクトが有るよね。

 別に悪い事じゃないし、考えようによっちゃかなり失礼でも有るけどさ。



「それも有るんだけど、戦い方がねぇ……」


「ん? 見た事有るの?」


「ちっこい方が短剣、デカい方が手槍使いの前衛ペアなんだけどな。見た目と物腰からじゃ想像できないんだけど、結構エグいっつーか容赦が無いんだよ。殺し合いなんだから当たり前と言えば当たり前だけどな」


「まぁうん、容赦してたら自分が死ぬしね」


 死んでも復活出来るとはいえ、痛いし怖いしで良い事ないし。

 お外は厳しい場所だよ。私にとっては町の中も厳しいんだけど。



「ただ、なんと言いますか…… 必要以上にと言うのも変な話ですが、相手を失血死させる事にこだわっているかの様な戦い方ですね」


「あの二人が通った所、判りやすいんだよねぇ」


「どう見ても血管しか狙ってないよな……」


「……なんで?」


「いや知らんけど」


 つい聞いたけど、まぁそりゃ知らないよね。


 判りやすいってのはあれか、現場が相手の出血で真っ赤というか真っ黒になってるって事か。

 臭いとかで色々寄ってきそうだけど、その辺は大丈夫なのかな?


 ……寄せるためにわざとやってる可能性も有るのか?

 でもお姉ちゃんの言い方からしてその場で待ち構えてる訳じゃなさそうだし、そういう事では無いのか。



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