1237:ふきふきしてあげよう。
まぁ良い、とにかく見てないで、こっちからも拭いてあげるとしよう。
ラキごとタオルを持ち上げて、端っこを摘まんでつんつんと。
はい、ばんざーい。
うん、こっちが手を出し始めたら大人しくしてくれるから、割と拭き易いな。
ラキ達が相手なら加減は必要無いというか、全力でごしごししても大丈夫だから私でもやれるしね。
「はい、おっけー。それじゃクリス、こっちおいでー」
ラキが服を着るためにとっとこ走って行ったので、クリスにおいでおいでと手招きして呼び寄せる。
ほら、そんな遠慮してないで素直に拭かれなさい。
そんな緊張しなくても、怖くないし痛くしないから大丈夫だぞ。
いや私の顔は怖いかもしれないけど、そこは大丈夫みたいだから置いておこう。
あ、タオルで覆って姿を隠してあげるとちょっと安心するみたいだな。
まぁ隠れてるのは上半身だけなんだけど、気分の問題なんだろうか。
ほれほれ、わしゃわしゃーっとな。
あんまり雑にやると髪が乱れそうだけど、一応気は遣うし多少なら問題無いだろう。
さて、問題はへびぼでぃーの方だよ。
背中側を拭くのは良いとして、問題はお腹側だな。
……ん?
「おー、なるほど」
腰のあたりをタオルで巻いたままどうしようかなと思ってたら、そこからするする抜けていく様に上に伸びて行った。
クリスの側から動いてくれるなら、私は包む形でキープしてれば大丈夫そうだな。
……んー、拭くのは大丈夫なんだけどさ。
「一応言っとくけど、絞めないでね?」
なんか伸びてきたクリスの身体で私の肘から上がぐるぐる巻きにされてる。
懐かれてるだけなのは解るんだけど、軽くキュッてやるだけで死んじゃうからね。
というか流石にちょっと重いんだけど、まぁうん、一応浮いてられはするからセーフかな、うん。




