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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1218/3910

1218:まとめて洗おう。

 んー……

 こんなもんかな……いやちょっと熱いか。青い方で少し冷まそう。


 どうせ色々有って長めに居ることになるんだから、少しだけぬるいくらいで多分丁度良いんだ。

 知ってるんだぞ。


 ……とか言ってたら普通にスッと終わったりするんだよね。

 世の中は厳しいのだ。



 まぁしょうもない事考えてないで、さっさと入るとするか。


 ……ふいー。

 やっぱ必要ってわけじゃないとはいえ、お風呂は良いものだなぁ。

 やたらと良いお茶なのもあってか、落ち着く香りもするしね。


 現実で同じくらいの事をやろうと思ったら、とんでもない金額になりそうだ。

 いや、現実でやるならこんな普通に飲むお茶みたいな濃度にはしないだろうけど。




 ところで、アリア様達の方もそろそろ終わったかな?


 ……って三人の姿が見えないんだけど。

 シルクが持ってる桶の中に居るんだろうか。



 ん?

 なんかシルクが桶を体に寄せて、覗きこむ様な体勢になっ……


 いやちょっと待って。

 なんでシルクの口からよだれ……いや石鹸か?と一緒に、トローっとアリア様が出てくるんだ。

 あと遠くて良く見えないから多分だけど、なんでアリア様は楽しそうなんだ。


 あ、桶に落ちて行った。

 ……あのお湯の飛び散り方、普通ならかなり痛い落ち方してない?

 まぁあの身体だと痛くないから、問題は無いんだろうけどさ。



 ちょっと間をおいて、今度はコレットさんがにゅるっとシルクの唇から顔を出してきた。

 ……おお、さっきのアリア様とは逆に、今度は全く飛沫が上がらない。

 隠密スキルか何かだろうか。


 で、最後にアヤメさんが当然の様に疲れた顔で……

 あ、唇に手を当てて自分からお湯に飛び込んでいった。



 ……うん、見ちゃったから一応聞いておこう。

 大体の理由も流れも察しがつくけど。


「……あー、なんでもぐもぐされてたんですか?」


「む? 口から石鹸を出せるのならば、こうするのが手っ取り早いだろう?」


「そうかもしれませんけど」


 だとしても普通はやらないよね。

 気のせいって事にしてスルーしてたけど、アヤメさんもツッコんでたみたいだし。


 ……まぁよだれみたいに上からてろーってかけられるのも、絵面としてはどうなのとは思うけど。



「えらい目に遭った……」


「お疲れ様…… というか今日はえらい目に遭いっぱなしだよね」


「大体あんたのせいだろ」


「それについては言葉もないよね」


「まぁそっちも巻き込まれてる様なもんだから、責めりゃしないけどさ」


 うん、正直私も割とツッコみ疲れてるところは有ると思う。


 お互いに仕方ないとかで流してるから、ここまで色々とえらい事になってる訳だしね。

 ……まぁ私が流し過ぎてるのが殆どの原因なんだけど。




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