1207:僅かな遠慮をされよう。
「しかし、ここも中々に居心地は良いのだが」
「あー、多分あんまり素直には同意出来ない意見だと思いますけど、何ですか?」
……アリア様が何か言おうとしてるけど、私も概ねアヤメさんと同じ思いだよ。
こっちは素直にはじゃなくて、単純にどうかと思うって感じだろうけど。
「この大きさであれば、あちらは随分と広々としているだろうな」
……どちらだ?
「あー…… まぁ土踏まずにすっぽりって感じですかね」
あぁ、足か……
今はさっき踏んでた時と違って、あそこまで柔らかくはないと思うんだ。
いや、まぁそれでもって事なんだろうけどさ。
「しかしまぁ、尻の上を渡って行くのも悪いだろう」
「そりゃそうでしょうね」
「勘弁してくださいよ……」
なんかこれも今更って感じではあるんだけど、お尻は微妙にハードルが高めな気がするんだ。
これだけぺたぺた密着されてて、何を言ってんだって話なんだけど。
気のせいだと思いたいんだけど、なんかうつ伏せなのを良い事にこっそり舐められてる気もするし。
精神的なハードルの高さで言うと、胸の次にってところだろうか。
まぁ物理的な高さで言うと、明らかにお尻の方が上だけどね。
前はもはや平地って言っていい代物だし。
……逆にアレだ。
カトリーヌさんの場合だと、仰向けになってても壁って言って良さそうな感じで立ちはだかるんだろうな。
歩いて通過できるであろう私と違って、掴む所の無いオーバーハングをなんとかして乗り越えて行く必要が有りそうだよ。
いや、一旦横に降りれば良いだけな気もするけど。
というか今言ってたのも、一度横に降りてから足に登り直せば良いだけなのか。
まぁそれもそうかって感じでやられても困るから言わないけどね。
脇腹から降りられるのってかなりくすぐったそうでもあるし。




