1123:謎の戦いを繰り広げよう。
モフっとレティさんにも撫でてもらってから、とっとこ走ってエリちゃんの所へ。
「うぇーい」
エリちゃんの出した手に向かって元気に走って行って、ぺちーんとハイタッチしてからブンブン手を振ってる。
無駄にって言ったらなんだけど、テンション高いなぁ。
「あぁ、ノリが大体一緒なんだな」
「エリちゃんをもっと陽気にしたらこんな感じになるのかな?」
あー。
うん、まぁ何となく解る気がする。
なんていうか、他人に対する壁ってのが低いというか薄いというか。
シェラのレベルになると、ほぼ無いって言っても良さそうなくらいだけど。
「よーろしーくねー」
「何やってんの……」
撫でられ待ちのシェラに両手を伸ばしながら、少し体を引きつつ頭を下げて、自分のクマ耳をシェラの正面に持っていくエリちゃん。
お、シェラが楽しそうにモフり返し始めた。
「何ってほら…… お返し?」
「自分でもよく解ってなくない?」
「うん」
お姉ちゃんのツッコミには素直に同意してる。
まぁ多分、単になんとなくでやってみただけなんだろうな。
「おほー」
「何をやり合ってるんだ……」
お互いにちょっとピクッと一時停止しては、わしゃわしゃと撫で回し返し合ってる。
あれはどうなったら勝ちなんだろうか。
いや、別に勝ち負けでは無いんだろうけどさ。
まぁうん、楽しそうで何よりだな。




