1004:照らし方に気を付けよう。
あぁ、そんな事より研究所から離れると暗くなっちゃうし、前に行った方が良いな。
まぁ私が光らなくてもコレットさんかジョージさんが適当になんとかしてくれるだろうけど、私が光った方がなんかアリア様が喜んでくれそうだし。
「それじゃ、ちょっと前に出てくるから」
「はい。こちらはお任せください」
動く前にカトリーヌさんに声をかけたら、それだけで言いたい事を察してくれた。
うん、前からでも光は届くだろうけど、やっぱり後ろの方の足下となると弱くはなるからね。
飛んでる子達や慣れてそうなポチはともかく、シャルロットさんの足下がよく見えないのはまだ危ないだろう。
今は魔法の効果で怪我をしないとは言っても、何かに躓いて転んだりしたら痛くなくても怖そうだしね。
いやカトリーヌさん、言ってすぐに光るのは良いんだけどさ。
「ねぇ」
「はい?」
「……お尻だけ光らせるの、やめない?」
「いけませんか?」
「いや、ダメなわけじゃないけどさ……」
うん、まぁ照らせてるのは確かなんだけどさ。
でもなんというか、どうかと思うんだよ。
いや、確かに普通に使ったらそんな感じにはなるんだけどさ。
変な目立ち方するから、できれば勘弁してほしいところなんだけど。
そういう生き物なんだって一緒に思われちゃうじゃないの。
いや、実際そういう生き物なんだけどさ。
むしろ私が恥ずかしがって本来とは違う光り方してるんだから、あんまり文句も言えないか。
……いや、でも言うだけは言うべきだな。
次以降のプレイヤーで【妖精】が増える可能性も有るんだし、変なイメージが付くのは避けて行きたいところだ。
……いや、うん、主に私のせいで変なイメージ結構ついてるな。
別に隠しとけば良い事とか普通に公開してるし、知らなきゃ良かった事も無駄に掘り起こしたりしてるし。
あぁ、良い言葉が有ったな。
それはそれ、これはこれ。




