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【書籍化】カバンの勇者の異世界のんびり旅 ~実は「カバン」は何でも吸収できるし、日本から何でも取り寄せができるチート武器でした~  作者: 茨木野
第4部

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138/138

138.

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。

 必勝のコンボをあっさりと物理で粉砕された新キエリュウは、完全にパニックに陥った。

 顔を真っ赤にして激昂し、ヤケクソのように『位置替え』を連発し始める。


「ふざけるなあああっ! ならばこれはどうだ! 死角からの暗器! さらに奥義・百烈拳!」


 シュンッ、シュンッ、と目まぐるしく視界が切り替わる。

 新キエリュウはぼくの背後や頭上など、あらゆる死角から凶悪な刃や拳の雨を降らせてきた。


 ガキンッ! バキィッ! ガンッ!


 だが、ぼくの圧倒的なステータスの前には、すべてが無意味だった。

 刃はぼくの皮膚に触れた瞬間に砕け散り、拳は分厚い見えない壁に阻まれたかのように弾き返される。ぼくはただ突っ立っているだけで、傷一つどころか、服に汚れすら付かない。


『もはや可哀想になってきたね……』


 虚空からヒキニートさんが、哀れみを含んだ声で呟いた。

 息を切らし、ぜえぜえと肩で息をする新キエリュウを見下ろし、ぼくは軽く首を鳴らす。


「もう満足したか? じゃあ、こっちの番な」

「ひっ……!」


 ぼくは右拳を軽く握り締め、単純なストレートを放った。

 何の技巧もない、ただのパンチ。だが、それに込められた理不尽なまでのパワーが、空気を切り裂く。


 どごぉん!


 鼓膜を劈くような轟音と共に、ぼくの拳が新キエリュウの顔面にクリーンヒットした。


「ぐべぁっ!?」


 凄まじい衝撃に、新キエリュウの身体がくの字に折れ曲がる。

 そのまま砲弾のような勢いで吹き飛ばされ、地面を何度も何度もバウンドしながら、遥か後方の岩壁に激突した。


「あ……あばば……」


 全身ボロボロになり、岩壁にめり込んだ新キエリュウは、虚ろな目でこちらを指差した。


「ば、化け物め……」


 最後にそう呻くと、彼は完全に白目を剥き、がくりと首を垂れて気絶した。

 ぼくはやれやれとため息をつき、静かに拳を下ろすのだった。

【おしらせ】

※4/3


新作、投稿しました!


ぜひ応援していただけますとうれしいです!

URLを貼っておきます!

よろしくお願いいたします!


『「魔力無しの失格治癒師」とバカにされた転生【外科医】、辺境でその腕を証明する~婚約破棄され家から追放された私、治癒魔法が諦めた命を医術で覆したら、救世主扱されて困ってます~』


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