炭酸は痛いと、君が言ったから
最新エピソード掲載日:2026/06/03
炭酸水は、彼女の「武装」だった。
美術サークルで出会ったアオイは、いつも青いラベルの炭酸水を持ち歩いていた。
喉を弾ける泡、涼しげな横顔。
僕はその「青」に恋をし、都合の良い綺麗な絵コンテの中に彼女を押し込めて満足していた。
――彼女の肉体が、すでに悲鳴を上げていたことも知らずに。
ひとつのレモンソーダから始まる、あまりにも残酷で、あまりにも誠実な、二十歳の僕たちの記録
美術サークルで出会ったアオイは、いつも青いラベルの炭酸水を持ち歩いていた。
喉を弾ける泡、涼しげな横顔。
僕はその「青」に恋をし、都合の良い綺麗な絵コンテの中に彼女を押し込めて満足していた。
――彼女の肉体が、すでに悲鳴を上げていたことも知らずに。
ひとつのレモンソーダから始まる、あまりにも残酷で、あまりにも誠実な、二十歳の僕たちの記録
第1章:弾けない炭酸と、最初の嘘
2026/06/03 18:05