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茜色の空の下で…  作者: しろちゃんまま


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2/4

2 意識して欲しい

俺は赤ん坊の時から整った顔をしていたらしい。

赤ちゃんモデルもしていた位だ。

保育園から高校までモテていた。

バレンタインにはいつも沢山のチョコやお菓子を貰っていた。

でも手作りだけは貰わなかった。

欲しい子はたった1人だけ。

好きになって欲しいのもその子だけ。

でも…

その女の子が俺を意識してくれることは高校1年生の現在でも叶ってない。


加瀬優芽、俺の幼なじみで、大好きな女の子だ。

優芽は昔から真面目で頑張り屋さんな子だった。

笑った顔は本当に花がほころぶ様に可愛い。

「柚くん」と呼んでくれる、あの可愛い口に吸い付きたくなる。

中学までは毎日一緒に行き帰りしていた。

手を繋いだりしたのに…

全く、俺の気持ちに気づいてくれない。


これではダメだと思った。

今は俺しか優芽の可愛さを気づいてないけど、他の人にも気づかれたらどうしよう…

優芽を取られたくなかった。

過呼吸起こした優芽の口に口移しで水を飲ましてあげた。

ぽえっとしてる。

口あいてるよ~

可愛いなぁ。


休憩時間に友達と自販機で飲み物を買いに行くのにわざわざ優芽の教室の前を通った。

会えたらラッキーという気持ちだった。

いつも教室にいる優芽が廊下にいた。

しかも笑顔!

ラッキー♡

でも…その笑顔は他の男に向けていた。

誰?そいつ…

馴れ馴れしく肩触ってるし…

ボディタッチ多すぎだろ…

「誰?」って聞いたのに…

優芽が無視して教室に入ってしまった。

なんで?

そいつの事好きなの?

俺に笑顔向けてよ!

他の男に笑顔で手なんて振るなよ。


「おい!柚樹!顔!顔!」

「なんだ?!」

「めっちゃ怒りすぎだろ?」

「てか、あいつ誰?」

「3年の靴はいてるから、美術部の部長とかじゃないのか?」

優芽は美術部に所属しているから部長かもしれない。

でも…

許せない。

優芽に触ってもいいのは俺だけだろ?

「でも…お前、優芽ちゃんと付き合ってないんだから言えないだろ?」

「早く告ったらいいのに…」

「まだ、優芽が意識してないから告らない」

「でも、告ったらお前がすきだって気づいて意識するかもしれないぞ」

それもそうかもしれない…

でも確実に両思いになってから告りたい。

優芽とラブラブの恋人同士になりたい。


その日の夜に家に行った。

優芽は風呂上がりでキャンバスに絵の下絵を描いていた。

学校でしてるメガネは外して緩くポニーテールにしていた。

タンクトップから可愛いレースの下着がのぞいていた。

谷間も見えている。

短いホットパンツをはいていた。

俺が来たのに着替えようともしない…

俺のこと意識してないから?

俺から大丈夫だと思ってるの?

触りたくて仕方ないのに?


堪らなくて後ろからハグして匂いを嗅いだ。

新しいシャンプーの香りはローズのいい香りがした。

頬を俺の頭にスリスリしてくる。

何?この…可愛い生き物。

堪らない

辞めてくれ

襲いたくないんだ。

大事にしたいから。


ボディタッチしていた先輩はやっぱり美術部の部長だった。

彼女がいるらしい…

ひとまず安心…

自然と笑顔になる。

俺を簡単に笑顔にしてしまう。

優芽だけだよ!

俺を喜ばすのも、不機嫌にさすのも!

今日口移しした事何もいわないなぁ。

キスしたんだよ?

分かってる?

人命救助とか思ってない?

好きでもない女の子にそんな事しないじゃん!

いい加減気づけよ!!

優芽のバカヤロ!

お仕置っていって背中にキスマークを付けた。

優芽から見えてないから…

背中のキスマークの数、何個だと思う?

10個以上はあるよ…

気づいたらびっくりだね?


早く俺の気持ちに気づいてよ。

高校に入ってから、登校一緒に行ってくれなくなったね…

帰りは運動部の方が遅いから仕方ないけど、

朝は同じ時間に登校できるじゃん!

せっかく一緒の高校にしたのに…

優芽の馬鹿!!


「ねえ?優芽」

「なぁに?」

くそ…可愛すぎ

「明日一緒に登校しようよ」

「え?」

俺の顔を見てる。

「だめ?」

目をうるうるさせてみる。

「だめじゃないけど…」

目が泳いでる…あと一押しか?!

「じゃあいい?」

手の指にキスをする。

「うぅーん」

もう一押し?今度は首にキスをした。

「ふぅん。」

かわいい声聞こえた。

「うんって言ったよね?」

すかさず肯定したと言う。

「え?うん。分かった」

やったー

明日は一緒に登校できる。

「じゃあ帰るね!」

ぎゅーと抱きしめて頬にキスをした。

今日きただけでも3回はキスしてる。

口はしてないけど…

意識してる?

いい加減気づくよね?

「柚くん。」

「何?」

「何でキスするの?」

聞いてきた!!

やっと意識した?

「あいさつ?」

いや!

俺日本人だから!

帰国子女じゃないからね!

「あいさつだと思う?」

意地悪に聞いてみた。

目が泳いでる。

可愛い♡

はぁ…口にしたい。

「キスしていい?」

「えっ?!」

やべ…心の声が出てた。

でもこれは合法的にキスできるチャンスかも!!

「だめ?」

凄い考えてる。

「いいよ…」

やったー

取り消しなしだからね!

口にキスをした。

長めのキス。

一度息継ぎのために離すと優芽がはふはふ言ってる。

またする。

次は舌を絡ませて…

ねっとりと。立ってられなくなった優芽を抱き上げて太ももにのせる。

「首に腕回して」

「うん」

優芽は首に腕を回した。

今度は激しくする。

顔を横に向けて俺の腕に優芽の顔を乗せた。

これで楽になったよね?

目つむってても可愛いなぁ。

もう!かわいすぎ。

これで俺の気持ちわかったよね?

今日から男として意識してくれ!

俺は優芽の彼氏になりたいんだ。

いつまでも幼なじみなんて嫌なんだ。

早く恋人同士のデートもしたい。

皆に、世の男達に俺の彼女なんだー!!って言いたい。

俺の彼女、こんなに可愛いんだよーって言いたい。

「大好き」

声に出てたのも気づいてなかった。

頭がふわふわしていたから…

「私も…」

っていうえ優芽の声も聞こえてなかった。

後からこの事を知った時、死ぬほど後悔した。

あの時もう一度言ってたらもっと早く付き合えてたのに…

「そろそろ帰るね!」

「うん…」

目がとろんってしてる。

可愛い…

「明日7時半には迎えにくるから」

「わかった。ありがとう!柚くん」

「てか学校でも柚くんって呼んでよ」

「でも…柚くん。前に呼ぶなって怒ってたじゃない…」

「いや!!それは他の女子に怒っただけだし…優芽はいつでも呼んでいいよ!」

「わかった。今度は呼ぶね」

やった!!

優芽に田川くんって呼ばれるの地味にショックだったんだよね…

凄く距離を感じるし…

その他の男子と同じで嫌だった。

俺はいつでも優芽の特別でいたい。

俺にとって優芽が特別である様に…


部屋に戻ってから…

布団の中でゴロゴロしていた。

キスしちゃった!

優芽がいいって言ってくれた…

もしかして??

優芽も俺に気がある?

好きとか?

隼人が言ったみたいに告白したら意識してくれたりするのかな?

でも…勘違いして振られたらショックだしなぁ。

もう少し様子みて、また断らなかったら今度こそ!!告白しよう!

そしたら俺は優芽の彼氏になれるじゃんか!!

マジで最高!!

はぁ…明日久しぶりに一緒に登校かぁ…

凄く楽しみ…

帰りも一緒に帰れたらスタバデートとかもできるのに…

まぁぼちぼちしようかな?

俺は知らない間に寝ていた。

夢の中の優芽とデートしていた。

恋人同士のデート!

夢の優芽は「柚くん♡大好き」って言ってくれる。

幸せな夢だった。

早く現実になればいいなぁ。

幸せな気持ちになりながら俺は寝ていた。

はぁ…

早く会いたい。

優芽大好きだよ!

俺の大切な女の子…

ずっとずっと一緒にいたい女の子。

明日は今日以上にいい日になりますように…

優芽がもっと笑顔になります様に♡

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