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【連載版】異世界スプーンおじさん~世界を救う勇者  作者: 楊楊
第二章 領主編

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93/93

93 エピローグ

 あれから3年が経った。

 俺とカヨさんの間にも娘が誕生した。一言で言えば、幸せいっぱいだ。因みに「大いなる悪」について、最高神様に聞いたら「そんなものはおらん。エリスの馬鹿が勝手に言っていただけだ。強いて言うなら、あの馬鹿が「大いなる悪」だったのだろう」と言われた。

 俺を含め、転移者全員が膝から崩れ落ちたことは言うまでもない。


 結局、前の世界と同じで魔王のような悪い奴が世界を悪くしているわけではない。

 ちょっとした文化の違いや考え方の違い、そういったものが積み重なって争いが起きるのだろう。


 

 その後も色々あった。

 まず、馬鹿女神についてだが、勇者の町の火山地帯の温泉施設の館長として、馬車馬のように働かされている。エスタエーデル様が言うにはダンジョンボス扱いらしい。


 少し馬鹿女神のことについて話しておくと、あれから数々の不正が発覚したそうだ。

 天使のルシルさんが言うには、最高神ゼウスが怒り狂うほどだったそうだ。

 ただ、不正を行っていた割には、関わった者の多くが幸せになっているらしい。俺たちもそうだが、転移と同時に命を落とした者たちも、新たな人生を楽しんでいるそうだ。

 ルシルさんも愛子ちゃんと再会し、ガネーシャと共に三人で暗黒大陸で暮らしているからな。


 また、大きな声では言えないが、神様の世界も色々とあるらしい。

 人神派閥はダンジョン神派閥に頭が上がらなくなり、人神派閥の管轄する世界で、多くのダンジョンが誕生することになったそうだ。まあ、俺たちの大陸にも3つ程、新たなダンジョンが見つかったのも、その影響だろう。


 エスタエーデル様が言う。


「新しくできたダンジョンの一つをナルルースに任せようと思うのじゃ。心配じゃがな・・・」

「そうですね。定期的に監査しないと大変なことになりますよ」

「そうじゃのう・・・誰か代わりに管理してもらう者はおらんかのう・・・」



 俺はというと、相変わらず慣れない領主の仕事に追われ、工事があれば基礎工事を行い、宴会があればスプーン曲げを行うという、以前と変わらない生活を送っている。


 こんな日がずっと、続けばいいとは思うけど、そうも言っていられないだろうな・・・

以上でこの物語は終了となります。

因みに大昔にNHKでやっていたアニメ「スプーンお〇さん」とは全く関係ありません。


諸事情により、更新が遅くなってしまったことをお詫びいたします。


さて、私事ですが、新作を書きましたのでご興味がありましたら、お読みいただけると幸いです。


タイトル 「乙女ゲームの世界に転生したOLが、陰ながら悪役令嬢を救う話」


あらすじ

 主人公佐藤マコは、乙女ゲーム「聖女と勇者」にドハマりしている25歳のOLだ。ひょんなことから、「聖女と勇者」の世界に転移してしまったのだが、マコは小柄で童顔、シャイターン王国の関係者の勘違いも相まって、攻略対象が通うシャイターン学園へ入学することになる。主人公や攻略対象を間近で見れると大喜びしたマコだが、異変に気づく。馬車はシャイターン学園を通り過ぎ、森の中に入って行った。着いた先は、特別クラスが通う校舎で、通称「隔離クラス」と呼ばれる問題児を集めた場所だった。

 打ちひしがれるマコだったが、同じ特別クラスに攻略対象であるカイン王子の双子の弟アベル王子がいることを知る。アベルはカインと同じ顔だが、口が悪く常識知らず、おまけに趣味は悪役令嬢カトレアのストーキングだった。

 いつしか興味本位で攻略対象たちを間近で見たいマコと悪役令嬢カトレアの為に奮闘するアベルの利害は一致し、活動を共にする。そして二人は物語の結末を変えてしまうのだった。


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