表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
渋谷少女A―続編・山倉タクシー  作者: 多谷昇太
第二章 デュランス河のほとりで

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/45

なにぃ?逃げるぅ?

しかしどうにも女の子の目が気になって仕方がなかった。いつか、どこかで見たような気さえするのだ。しかし山倉ならともかくプータロー然とした私が何かを装って尋ねようものなら大変だろう。「何だ、お前は?!」そう威嚇されるに違いない。そうと諦めて山倉にフェアウエルの挨拶をしようとしたら今度はその山倉の目が気になった。最前の言葉とは裏腹な、俺を詰問するような色をそこに宿している。『おい、いいのかい?田中さん、女の子放って置いて』とでも云うような…?そしてこちらの目にも、いつか、どこかでお目に掛かったような気がするのだ。些かでもそれを凝視したあと私は首を振るような仕草をしてから「うん、そうだね。まあ、とにかく、今日はありがとうございました。いずれ職でも決まったらまた報告させてもらうから。じゃ」と云ってお辞儀する。山倉も顔に笑顔を戻して「ああ、それじゃ。とにかくさ、頑張ってよ。近い内にまた会おう」と言い残して窓を閉め2人連れを追うように信号に向かって走って行った。その親子連れ(?)は信号を直進し山倉は右折して行った。女の子が後ろを振り向いて私を見たような気がする。はたして信号の先は隅田川の土手堤だ。まさか…と危惧しながら、その女の子を気づかうように、またあとを追うように、しかし結局のところ私は同方向なる家路へと着いたのだった。


https://youtu.be/QkDtPIlRYcA?si=kAXJZWWM0Qgczxp7

(※上のURLは中原美佐緒の「河は呼んでいる」です。コピーして貼って聞いてみてください)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目次ページ下部
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ