研究棟
今から君たちが見るもの。『悪夢』だ。
結局次のドアにつくまでに何も部屋は開かなかった。この扉は先程に比べてチンケなものである。手で開く。ドアの上に貼られた表札には「研究棟」と書かれている。ここはさっきよりも天井も高くなり、部屋の数も、部屋の中を見れるガラス窓の量も多くなっている。一つ一つの部屋に先に入って、何もしないまま進んで最後に何々をしなければならなかったとかなるんだったら先に進んで何をしたら良いかを先に判断したほうが良いだろう。とりあえず道なりに沿って進む....いや、道という道がない。この研究所の外観も覚えていないが、とりあえずデカくないか。ここの研究棟は。部屋、区画によって道は格子状に成っており、先に進むと壁が、右に進んでも左に進んでも壁がある。どこに進めば良いのかがわからない。もう頭がめちゃくちゃになって疲れ始めたとき。その先には、いかにもここからは入れる権限を持った人しか入れませんみたいな雰囲気を醸し出している扉があった。開くためには...4つのカードを集め、この4つの機械に挿れる必要がある。それに、この手袋でスキャンして稼働する感じか。...いやいやいや、広さってものがあるでしょ。こんな広いところを一人で、一つ一つ探すなんて多分寿命が尽きる。まぁそうしないと先に進めないわけだし、後戻りもできないわけだから仕方がない。とりあえず地図かなんかを手に持ちながら歩きたい。そう思いながら、上を見渡す。そうすると二階があったことに気づく。2階への道を探す。まずはそこから始めよう。
壁沿いに歩いていくが、ドアも、階段も見当たらない。とりあえず階段を探していくしか無いようだ。
まず1つ目、四つの機械から見て右の部屋を調べる。そもそも鍵が開いていない。
2つ目、それから四つの機械に向かって進みその部屋も調べる。これも鍵は開いていない。
3つ目、少し進んで四つの機械を通り過ぎて進み、次の部屋。開いていない。
4つ目。ドアが開いた。しかしその中にはなにもない。とりあえず何かがないかを探しておきたい。そして、ここも臭い。
ここは...手術室のような場所である。研究所に手術室ってどれだけ万能な施設なんだここ...とは思いながら進む。個々の部屋にあるものは壁一面を埋める、なにかメモが書かれた紙が置かれた机、そして手術を受ける人のベッド、メスとかの道具を置く台だけである。
いやちょっと待て、せっかくドアが開いたのになにもないなんてことはあるのか。とりあえずメモは拾っておく。内容は...異常だ。
『このメモを読んでいるということは、この研究所に忍び込んで今更あのロボットの影に震えているということだろう。逃げろ。私達はあいつに殺された。地下奥深くでこの研究所を支配している悪魔だ。あの悪魔があの不吉なロボットを動かしている。後戻りはできるはずだ。しかもここはまだまだ浅い。逃げろ。逃げるんだ。逃げろ。逃げろ。逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ』
全く理解できない。最後の「逃げろ」の連呼で背筋が凍った。「後戻りはできるはずだ」と書かれているが、さっきわかったように後戻りはできない。ただ、この人たちはロボットとやらに殺された。さっきも同じようなキーワードが出てきた気がする。あと気になる。「あいつに殺された」とは?パニックで「殺される」と間違えたのか?この部屋の壁に飛び散っているあの赤いシミと関係がありそうだ。ロボットに関してはまだ気になる。けれど、先程の倉庫の前の自動ドアは電気を復旧させないと動かなかった。しかもここは電気がついているところとついていないところがある。つまりこの研究所は電力が完全に復旧していないようだから多分動くことはないんだろう。
ふと、気づく。その紙の下にちぎられて「2階のドアの鍵だ。隠しておいた。→」と書かれた紙があり、その矢印が指す方向には銀色の、家の鍵サイズの鍵があった。少し重たい。そして親切なことに、机の引き出しの中には地図があった。ペンももらって、開かないドア、調査済みのドアなどを区別していく。今のところ3つのドアが開かないので、バツを付けた。また、今いる部屋には丸、その中にチェックを付ける。すべての部屋の数を数えようとしたとき、やっぱり数えるのはやめようと思った。絶対に十は超えてる。でも2階へつながっている部屋は発見できたので、ここの部屋を出てその2階につながる部屋へと移動を開始した。
意外と中央にあるその部屋につく。ドアには鍵がかかっていたが、さっきの置き手紙の人のお陰で中に入れる。
なんかこの部屋、思ってたんとちょっとだけ違った。なんか螺旋階段があると思ってたら、エレベーターである。しかもそのエレベーターだけでなく、その手前には管理室のような、実験の結果をまとめるような、色々と紙が置かれている。全部集めてみるのは面倒なので、エレベーターに乗り込む...いや、乗り込もうとしたけど、先程2回使ったものと同じような形のものがある。そう、カードキーだ。これはオレンジ色である。とりあえずパーカーのポケットの中に入れておく。メモなどの紙は折りたためばなんとかなったが、これは少々サイズがデカイ。のでパーカーのポケットに突っ込む。そして、エレベーターに乗り込んだ。
2階につく。エレベーターのドアが開いたとき、思わず感動した。研究棟に面した壁はすべてガラス一面、そして壁は白で統一され、ザ・研究所みたいな雰囲気になっている。かっこいい。しかも、ここはあまりあの赤いシミの匂いはしない。清潔感がある。そして、今になって気付いたが、そして一階の天井はガラスになっている。スゴイ。
感動してばっかりでもあれなので、とりあえず先に進む。ここもエレベーターの部屋と同じように、何かを管理、またはまとめていた場所のようだった。...置いてある紙、全部白紙じゃん。何をしていたんだ。役に立ちそうなものはない。しかもやけに監視カメラがあって、なにかに見られているようでやっぱり怖かったりもする。半周すると、オレンジ色のカードキーを挿れる機械があった。
えぇ〜?ここで使うの?正直残念である。だってせっかくあったのに、ここで使うってなんか思ってた使い方と違うじゃないか。
最後まで読んでくれてありがとうございます!!それでは次回、またお会いしましょう!!
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