先住者と侵入者
皆さんはじめまして!!ぽんたです!!今回は自らの頭の中に溜まっていたアイディアを放出するため、「サイラスの研究所」を執筆させていただきました。これはまだまだ序章です。これからもよろしくお願いします!!
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地下奥深く、コンクリートのタイルで敷き詰められた殺風景な部屋の中に、一つ、ぽつんとモニターが置いてあった。
モニターが点滅し、砂嵐が画面を埋め尽くす。
そして、砂嵐が去ったモニターの画面に写っていたのは、大きな「目」だった。
その「目」は笑っていたり、睨んでいたり、こちらを無表情で見つめているようなものがあり、様々な「目」がモニター画面の中で切り替わっていた。
刹那、この密室空間に野太い声が響く。
「あぁ...まただ。皮下組織を何か異物が蠢動しているような不快感がする。肉体を機械と同調させるための実験の成功の代償となるものか...クックックッ...長生きすると独り言が増えるようだ。実験メモに書いておこうか...。」
すると、隣りにあった電源のついていないモニターが勝手につき、文字がだんだんと並べられていく。
「さてと...よほど馬鹿じゃない限りこの研究所に立ち入るものは誰もいない。かつて人類の最先端となっていたこの研究所では、たくさんの科学者、業者、観光客、見学者で溢れかえっていた。だが、ある出来事によってここは誰も近寄らない、いわゆる『都市伝説』となった。『立ち入れば死ぬ。生きて帰って来ることは出来ない。生きたまま脱出することは出来ない』という内容だ。生きて戻れないのなら、誰がこんな事を言ったんだ、デマだ、という輩もいるが、その友達や家族が帰りを待っていたのなら不自然に思うのは当然だろう。我が子、我が友、我が恋人が行方をくらましたため、自らもここに立ち入る。だが戻ってこない。そうすればもう人間にとって、『死んだ』ということなんだろう。実際、私はここにはいって生きて帰った人間を知らない。だが...」
そこまで言うと、どこか遠くでサイレンが聞こえてくる。
「ここまで下ってきた人間は一人だけ、見たことがある。今回の侵入者は青いパーカーを着た...馬鹿そうなガキだ。ガキがここから変えることができるわけもない。」
モニターの「目」は、今まで切り替わっていたのに対し、今回は大きく見開いた状態から下瞼がゆっくりと上げられ、不気味に笑っているような感じになる。
「ようこそ、サイラスの研究所へ。」
さあ、ここの研究所の真実が明らかになるのは、いつなんでしょうね...?




