ノーマルを目指しましょう
今回はいつもより短いです。
『隠しキャラはプリシアさんです』
私、プリシアは乙女ゲームの悪役兼攻略対象者でした。うふふっやったねヒロインと恋愛できるよ!
...じゃないですよ!!何で百合になるの?!もうゲームのジャンルが違うじゃないですか?!破滅エンドも嫌だけど百合エンドもいやぁ!!
...コホンッ失礼、取り乱しました。
もう私の未来は詰んでる気がします色んな意味で。
しかもこの隠しルートのエンドって百合エンドの他にノーマルが友情エンド、バッドが禁忌の愛を苦にした心中...救いがノーマルしかありません泣きたいです。もう安全に破滅を回避したいなら全力で友情エンドを突き進むしかありません。だったらこれまでの苦労は何だったんだ。
...でも教えてくれてありがとうノエル。
「で、プリシアはどうします?」
ノエルは私の事を呼び捨てにしてくれる様になりました。なんだか友達みたいで嬉しいです。
「ノーマルを目指すしかないでしょう」
「そうだねー」
「...はぁ何でこんな事に...」
「私的には百合エンドでも面白い気がしますけどね?」
「当事者じゃ無いからそんな事言えるのよ」
「まぁ私は部外者ですからねー」
「...それで例の事調べてくれた?」
「はいこれでも男爵家の令嬢ですからね情報のツテくらいはありますよ」
そうノエルは男爵令嬢だ。まぁ令嬢といっても二女なので好きなことをさせて貰えるようだ。
「まず第二王子と伯爵家嫡男と子爵家二男はゲーム通りですね」
「そう」
「ちなみにケイト様とフェリス様はプリシアのせいで設定が少し変化しています」
「フェリスは分かるけどケイト様は何で?」
「それは自分の胸に手を宛ててお考えください」
ノエルはニッコリと笑顔でそう告げた。...何だろう全く身に覚えが無い。
「...それでヒロインは、多分私達の様な転生者では無いですね」
「そうなの?」
「はい」
「そう...でも一応これからも監視しなきゃね」
「分かりました」
ヒロインに前世の記憶が無い事を願うばかりだ。




