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必要な情報


私プリシアは先日13歳の誕生日を迎えました。...時が流れるのは早いですね。そして学園に入学するのは2年後になりました。


...時よ止まっておくれ


13歳になっても特に変わりはなく...というのは嘘です。私にお茶会やパーティーのお誘いが多くなりました。どうしても断る事が出来ない物以外は断っておりますけど。それとお父様が握り潰していますが縁談も出ている様です。

ちなみにこの国の貴族の女性の結婚適齢期は16~20歳ぐらいらしいです。


...お父様ありがとう、縁談断ってくれて。


でも私もこのままではいけないのは分かっています。

貴族の女性にとって社交は必須な事です。すなわち社交が出来ないと孤立します。私とて貴族令嬢ですからダンスやマナーは出来ます。

でも問題はこの死滅した表情筋と私の社交性の無さです。まずこのぴくりともしない表情と目つきが悪い事です。このせいで人によっては威圧的に感じてしてまうそうです。悲しい。

そして一番の問題は人見知りが激しい事。私は初対面の人には挨拶と社交辞令以外殆ど喋れません。簡単な受け答えしか出来ません。

それで知らない人とダンスが出来ますか?無理でしょう。

ですので私はこれにいたっては諦めました。


だけど私は把握しなければいけない事があります。

それはゲームの攻略対象者達の事です。

幸いと言うべきか分かりませんがケイト様とフェリスそしてこの国の第二王子は分かります。残りの二人は名前とゲームの設定は知っています。

...あと一人、隠しキャラがいたらしいのですが前世では私は攻略する前に事故で死んでしまったので私は知りません。


だから私には情報が要るのです。


しかし私は非力な小娘にすぎません。私一人ではまず無理です。

父に頼めば簡単ですが理由を問われたら言える訳がありません、私が将来破滅する可能性があってそれを避ける為だと。


本当にどうしたものか。頭が痛いです。


下手に勘繰られる必要が無くて、表立って目立つ事が無い方法は無いものか。

頭を悩ましていると


「お姉様?どうしました?」


心配そうにしたフェリスがいました。

...全く気づきませんでした。


「心配しないで大丈夫よ」

「でも...」


尚も心配そうなフェリス


「そうだわ、フェリス。貴方だったら目立つ事なく情報が欲しかったらどうする?」

「目立つ事なくですか?」

「ええ」

「そうですね...どうしても欲しいならお義父さんに頼むか...自分の信頼の出来る人に情報を集めてもらうとか?」


「...!!」


その答えを聞いてある考えに至る。


「フェリス!ありがとう助かったわ!」


「えっ?ええっとどういたしまして?」


フェリスは少し混乱していたが私はその事はもう私の頭に無かった。


(これならお父様は了承してくれるはず。少し怪しまれても誤魔化すことが出来ると思う)





「お父様、失礼します」


お父様の休憩の時を伺って書斎の扉を開けた。


「どうしたのかい?」


「お父様に願い事があります」

「...それはなんだい?」


お父様の甘い雰囲気が張り詰めた物に変わる。

その雰囲気にたじろぎそうになるがなんとか気を持ち直す。


「お願いとは...」


父の目を見て告げる



「...私に優秀な侍女を就けて欲しいのです」





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