サクヤを怒らせると危険
一週間に一話は投稿します。.....多分
「ふむ、やはりサクヤの手料理は美味しかったぞ」
「ふふ、ありがとうございます主様」
あの後リリスとシャルルはメイドたちに連れられて浴室へ、
サクヤは厨房へ、俺は隣室のリビングでリリスたちのステータスをどうするか
考えながら待つこと一時間。
まずメイド服を着たリリスたちが入ってくる。
買った時とは大きく違い整えられた髪を揺らしながら
少しもじもじして俺の方に歩いてくる姿はまさに天使のようだ。
可愛すぎる!
「どっどうでしょうか、ご主人様?」
「似合っていますか、旦那様?」
「あぁ、似合いすぎる!可愛いぞお前たち!」
俺はリリスたちがあまりにも可愛すぎるから抱きついてしまった。
リリスの大きく形の整った胸とシャルルの控えめだがハリがあり
弾力がある胸が俺の胸に押し当てられてリリスのは上に形を崩しながら
潰れて、シャルルのはそのまま潰される。
何なんだこの幸せすぎる感触は!!素晴らしすぎる!!!
「ご主人様ぁリリスは今、ご主人様に抱き締められて幸せですぅー」
「旦那様ぁ私は今、とてつもない幸せを噛み締めておりますぅー.....ふにゅうぅ~」
リリスたちの顔を覗くとトロンとした顔になっていた。
その顔を見て俺は一瞬油断してしまった。すると、
「んぐっ!」
「......ぷはー、えへへ~ご主人様とキスしちゃいましたー」
「あぁ!ずるいですよーリリスゥー。旦那様ぁ私とも......
ふふふ、私もしちゃいましたぁ~」
思いがけない二人とのキス。なんというか....その.....最高です!
だが現実というのは幸せな時間は長くは続かないものだ。
「あらあらあら、主様ったらこの私を置いてきぼりにして先に
その子たちにキスするなんて。酷いですねー」
一瞬、ホントに一瞬、0.001秒未満だがものすごい殺気をサクヤから感じ取った。
マジで怖かった。ああれ?サクヤのステータスに{殺気}なんて入れたっけ?
っていうかいつの間に入ったんだ!?
「さっサクヤ、いつの間に入ったんだ!?」
「えぇ、シャルルちゃんが主様にキスしたところからですよ」
「っ!」
サクヤの言葉を聞いてリリスとシャルルがピクリと身体を震わす。
直後
「「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」」
俺から離れてサクヤに向き直り必死に頭を上下させながら謝っている。
その行為を見たサクヤが押してきた代車を寄せて二人に近づき自身の両手を
リリスたちの頭の上に置いた。
「貴女たちはなにも悪くありませんよ。悪いのは五年間も一緒にいるのに
キスすらしてもらえない主様の方ですから」
「いやだってお前メイドじゃん!」
「それを仰るならこの子たちは奴隷ですよ」
「ぐぬぬ反論できない自分がここにいる!」
「まぁこの事については後で私のファーストキスを主様に貰うことで
許すとして昼食にしましょう」
「あっあぁ」
なんか許し方が凄いが気にしない方向で行こう。
そして食べ終わり現在に至る。
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