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村人から黒の国の王になっちゃった、ど、どうしよう  作者: 花冠椛
負けられない戦い編
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第四十九話 サナの言葉


 「サナ・・・何で私を攻撃するの?味方じゃん」

 私はサナの方を向く。



 サナは怯えていた、私の顔や服にはベッタリと血が飛び散っているのだ。



 「王女様!貴方は王になり貴方はこう言ったじゃないですか!

 民を守るのは王の役目って」


 サナが言う。



 「あのさ、サナ、コイツラは白の国の者だよ?

 黒の国の民のじゃないじゃん。

 だから殺していいんだよ」

 私はそう答える。



 するとサナは私の方に走り



 パチン!


 平手打ちが飛んだ。



 「貴方は!貴方って人は!国民を!民を!そんなふうに思っていたのですか!」

 サナは怒鳴るように言う。



 ?!


 「白の国とか!黒とか関係ありません!

 民を守るなら関係なんてありませんよ!

 殺してもいい理由になんてなりませんよ、目を覚ましてください!

 貴方は民を守る為に必死に行動したんじゃないんですか?」

 ?!


 「・・・・分かってるよ」

 私はそう答える。



 「なら!なぜ!」

 サナは言う。



 「国を守るためなら!黒の民を守るためなら!攻めてくる民や魔物を殺さないといけないじゃん!

 私は黒の国の王女なの!

 白の国の人まで救えないよ!」

 私はサナに向かって言う。



 「貴方は元は白の国の民なんでしょ」


 ?!


 「なら!貴方が守るべき者は2つあるはず!」

 サナは言う。



 「・・・・そうだね・・・・ごめんねサナ。

 私、どうか・・・して・・・いたのかも」


 私は目を閉じふぅ~と息を吐く。


 空から黒い雲が現れ始める。


 !?


 「雷炎の力!目覚めよ!」


 ?!

 

 私は目を見開く。


 2つの瞳はこの暗い夜空を照らすように光る。


 一つは赤く、もう一つは黄色く。



 「王女様」

 


 「ありがとうサナ、私は魔の力を強めすぎて自分自身を制御出来なかった。

 サナの言葉は凄いね、流石私のメイドだよ」

 私はサナに向かって言う。




 「お褒めの言葉ありがとうございます。

 ミリアム王女様にこんな言葉を私にかけてくれるとは夢にも思いませんでした」

 サナはそう答える。



 「ミリアム王女!これを!」

するとシズが私に何かを放り投げる。



 よっと。


 キャッチし、見てみると

 それは魔力と攻撃力を強めるポーションだった。



 「ありがとうシズ!」

 私はそれを飲み干し。



 「はあああ!!!!」

 持てる力を全て解放した。




 こ、これは!?


 な、何だよ!あれは!


 他の魔物使い達が驚いている。



 「白の者たちよ!私は黒の国の王女ミリアム・ムレン!

 命が惜しくばこの場から立ち去れ!

 こんな事をしても何も変わらないし、私は死なない!

 もし、私の言葉を聞いても歯向かうと言うのならそれなりの覚悟を決めた方がいい。

 腕や足が無くなるなんてザラじゃないよ」

 私は白の者たちに向かって言う。



 「に、逃げろ!」

 すると魔物使い達は私達から逃げ出した。



 しかしその中にはまだ歯向かうやつも居た。



 「何が黒の国の王女だ!死ね!」

 一人の白の国の男が私に斬りかかる。



 ?!

 カン!


 私はイカヅチの剣で攻撃を防ぐ。



 「死にたいのかしら?私は言ったわよね、立ち去りなさいと・・・」

 私は男に向かって言う。


 

 「くっ、クソ!死ねよ!ムカつくんだよ!お前のような女が王様なんてよ!」

 男は乱雑に剣を振る。



 「馬鹿な奴ね、女が王になったらいけないのかしら?

 王は男って言うのが決まりなんて聞いたことないわよ」

 私は言う。


 「サナ、行動不能にさせて」

 私はサナに向かって言う。



 「仰せのままに」


 ?!

 サナは男の手を斬り落とす。



 「ぐわあー!!!な、なんだよ!こ、こんなことが」

 男は傷口を抑えながら逃げ出した。




 「ふぅ~」

 私は息を大きく吐き雷炎の力を解く。



 

 「やりましたね、王女様」

 サナは言う。



 「ええ、勝てたわね」

 私とサナは手を交わすのだった。







 

 

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