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それでも戦うヒーローたち 燃え上がる正義の炎編  作者: エイナン
目指すは凍氷城(とうひょうじょう)
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森で迷った

「ふわぁーーっ……」

モエルは大きなあくびをした。


「おいおい、これから冬将軍のとこ行くのにそんなんで大丈夫か?」

眠たそうに欠伸をするモエルに巴がいうが

「大丈夫です!」

と言ったからまぁ大丈夫だろう。


「まぁ、それならいいんだが……」


巴の所に泊まって一日経ちモエルたちは冬将軍のところへ出発しようとしているところであった。


「必ず倒せよ!」


「はい!」

元気に返事をするモエル……すると


「ま、待って~」

ハジケが遅れて登場した。


「遅いぞ、ハジケ!これから倒しに行くんだろ?」


「はい!すみません」

ハジケは大きな風呂敷を担いでいた。


「まぁ、だいぶ量あるからなぁ……」

風呂敷の中は食料、水などが大量に入っている。


「でも大丈夫だよ。修業したからこれくらい軽いよ」

ハジケは自慢げに風呂敷を上げ下げして見せる。


「じゃあ行こうか!」


「うん、行こう!」

二人が元気に出発しようとしたとき……


「モエル! ちょっと来い」

モエルが呼び止められた。


「何ですか?」


「耳貸せ」


「はい」

巴のほうへ駆け寄ったモエルは巴からハジケに聞こえないように耳元である事を頼まれた。


「……わかりました!」


「宜しく頼むぞ」


巴とモエルが話していると、ハジケがモエルに早く行こうと催促してきたのでハジケの方へ

モエルは駆けて行く。


「何を話してたの?」


「秘密だよ」


「ええーーっ! 教えてよ」

モエルとハジケはじゃれあいながら進み、やがて見えなくなった。


「あいつら……大丈夫かなぁ」

あんな調子で勝てるのかと不安がこみ上げてくるがすぐに打ち消す。

大丈夫、彼女らはやってくれる、そんな感じがするのだ。

あのモエルの信念とハジケのやる気があるなら大丈夫だろうな……






「モエルちゃん結局何話してたの?」


「教えちゃいけないって言われてるから駄目だよ」


「意地悪ーー」


「えへへ……」

あのとき耳打ちされて伝えられた内容は…………






「ハジケのことを頼むぞ」






「任せてください……巴さん」


「ん? 何、何か言った?」


「何にも言ってないよ。さっ、行こう! 冬将軍を絶対倒すんだ!!」


「おーーーーっ!」

片手を空に向かってあげる二人

待ってろ冬将軍……絶対に倒してやる!







といきこんで出発し、再び森の方へ行ったが……





「このまま進んでいいのか?」


「うーん、わからないよ……」

さっそく迷っていた。


「どうせなら巴さんに道案内してもらえば良かったんじゃ……」


「ハジケちゃん、もっと早く思いついてよ」


「ごめん……完全に迷っちゃったね」

今はまだ日が出ているからまだいいが、日が沈み夜になったら……ますます分からなくなる。


「とにかく北に進もう!」


「でも、もう北がどっちか分からなくなってるよ……」

モエルたちはまだ森の中にいるのだ。周りは似たような木がたくさんあり方角が分からなくなってしまっているのだ。


「うーーん……どうしようかな。とにかく歩けばまた見つかるかもよ」


「ま、またそれで行くの?」


「うん! どうにかなるよ……たぶん」


「たぶんって……でもそれしかないもんね」

また二人はとにかく歩きまわる事にした。あの時は運が良かっただけで上手く行かないんじゃないかとハジケは内心思っていたが今はそれしかないので従った……

巴さんの所に戻ることも今じゃ難しいし、たどり着けるかも分からなのだったら前に進もう……ハジケは心を入れ替えてたどり着けることをを信じることにした。






「あっ!」


「どうしたの? モエルちゃん」

歩き回って数時間経ったころモエルが突然声を上げた。


「見て、これって……」


「氷……だね」

二人は氷の粒のようなものを見つけた。


「これ、続いてる?」

氷の粒はまばらにそこらじゅうに散らばっていたがそれが一つの道のようになっていたのだ。


「ひょっとして凍鬼が言っていた雑氷のものなのかな」


「あいつらたくさんいたからあいつらのかもね」

きっと落として行ったぽいな。馬鹿だなぁあいつら……


「じゃあこれをたどれば冬将軍の所につけるんじゃ……!」


「そうか! あいつらは冬将軍の所に行ったって凍鬼は言ってたもんな!」


「行こう! モエルちゃん」


「おう!」

モエルとハジケは氷の粒をたどって行くことにした。

それが何故落ちていたのかを不思議に思うことなく……

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