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それでも戦うヒーローたち 燃え上がる正義の炎編  作者: エイナン
激突する炎と氷
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永遠の別れ

冷鬼たちの攻撃が当たらない所まで投げ出されたモエルたちは走り出した。


「ちっ! 逃がすか」

走るモエルたちに向かって氷塊を投げ出すが……


ボワッ!!!


「!?」


「お前たちの相手は私だぞ?」


「ちっ、邪魔しやがって……」

氷塊は師匠の出した炎によって溶かされてしまった。


「速くお前を殺してあいつらも殺してやるよ」


「そう簡単に私は死なないぞ!」

そう言い冷鬼、寒鬼、凍鬼に立ち向かっていく。


「おらっ!」

冷鬼が殴りかかってくるが、それを跳んで回避し……


「はっ!」


「ぐあっ!?」

冷鬼に炎を纏わせた一撃を喰らわせる。


「ふん!!!」

そこに凍鬼が攻撃を仕掛けるが


「そこだっ!」


「ぐあっ!」

凍鬼の攻撃をかわしカウンターを入れる。


「くらえっ!」

寒鬼は両手を地面に当てるとそこから雪崩を起こして攻撃するが……


「燃え上がれ!」

師匠は両手から炎を出す……雪崩と炎が激突する。

ジュウウウウウ……

雪崩が炎の飲み込まれ溶けていき、寒鬼に向かっていく。


「!?」

だが飛んで回避されてしまった。


「早く殺さないとあいつらに逃げられちまうぞ!」

冷鬼があせったように言う。


「くそっ……」


「一気に行くぞ!」

冷鬼、寒鬼、凍鬼は三方向に分かれると師匠に殴りかかった。

「おらおらっ!」


「くっ!」

三方向からの攻撃を受け流したり、かわしたりする……がしだいにガードすることが多くなっていった。

やつらは強力な冷気を常に発している。(冷鬼はそれを溜め一気に放出していた)

なので触れたりすれば凍り付いてしまうためガードした箇所が凍りついてしまった。


「だんだん凍ってきているなぁ? 楽になったらどうだ?」


「ばーか、炎で溶かせば……」


「させるかっ!!!」

寒鬼が猛吹雪を吹かし炎をかき消してしまった。


「何っ!?」

そのまま体が凍ってしまう。


「終ったな……」

冷鬼、寒鬼、凍鬼が師匠の前に立つ。


「あとは顔を凍らせれば死ぬな」


「…………」


「観念したか……」

冷鬼が師匠に近づく。顔を凍らせ殺すために……だが

「師匠って言うのはな……」


「あぁ? 何だ」

いきなり師匠がしゃべり始めた。それと同時に歩みを止める。

「弟子を成長させるためにいるんだ……」


「はぁ? こいつどうしたんだ?」

いきなり語り始めたので頭がおかしくなったのかと思う冷鬼。


「でもそれだけじゃない……弟子の負担を軽くしてやることも師匠の務めなんだ」


「?」


「分からないようだな……こういうことだよ!」

体の氷を強引に壊し腕を出す。そして冷鬼の首に手を伸ばす。


「何っ!?」

氷が壊されると思っていなかった冷鬼は反応できず首を掴まれてしまう。


「モエルとハジケは必ず冬将軍を倒す。そのために負担を軽くしてやらなきゃな……」


「こ、こいつ自爆するつもりか!?」


「あぁ、そうさ!」


体の内部に炎を極限まで溜める。そうするとどうなるか……


爆発を起こすのだ。昔モエルが炎をうまく扱えず自分の身を焦がしてしまったことがあった・・・

それを応用した技である。

今思えば手のかかる弟子だったなぁ……家を燃やされたりしたな。でも今じぁそれが幸せだったのかなと思う。何気ない日常が壊されるのはこれが二回目だ。


「くそっ!放せ」

必死に振りほどこうとするが、

「嫌だね」

師匠の腕の力は凄く振りほどくことができない。そうしている間にも炎は溜まっていく。


キィィィィイィィィィィィイィィン……


「や、やめろ!!!!」


「地獄にデートと行こうぜ?」


「く、くそがーーーーーっ!」

冷鬼が叫んだ瞬間




ドガーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

大爆発が起きた。






「……これで炎の力を持つものが一人いなくなった」


「仕方ない犠牲だ。行くぞ」


仲間が死んだにもかかわらず寒鬼、凍鬼は悲しむこともなくモエルたちを追って飛んでいった……

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