表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

5月23日

2018/5/23 投稿

「ね、今日は何の日か知っている?」

 デートに現れた彼に、私はそう言った。

「世界亀の日だろ? 朝、なんかテレビでやってた」

「亀?」

「亀の保護活動かなんかの記念日なんだろうな」

 彼は、得意げだ。

「違うわよ」

 私は、辺りを見回す。

 誰も周りにいないのを確認して、彼にそっとキスをした。

 びっくりした顔の彼を置き去りにして。

「今日は、キスの日よ」

 私は笑って、前を歩いていく。

「……ったく」

 彼の戸惑った声が嬉しい。

「なあ」

 いつの間にか追いついた彼の腕が私の腕を捕まえる。

「俺も思い出したことがあるんだけど」

 彼の目がじっとわたしを見つめていて、私は動けなくなった。

「今日は、不眠の日なんだぜ?」

「不眠?」

「今夜は、寝かせないってこと」

 彼はそう言って、私の肩を抱いた。


※不眠の日は、睡眠改善のために制定されてます(^^;

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ