いけっ!きょうどうげんそうろん!!
「「高天原チャンネル~」」
天照ちゃん
創作者なら小説を書いてる最中に
発想が生まれて困惑したことがあるはずよね
『あれ、般若心経と共同幻想論って同じじゃない?』
と思ったことくらい、誰にだって......
如月ひつじ @2ndHitsuji
あるあ...ないよwww
リスキー・シルバーロ@趣味小説書き手 @wasabisilber
ねーよなのだ!!!
「というわけで般若心経の次は【共同幻想論】よ」
「ノリよく2人も応じてくれたのが感慨深いのにゃ」
「通じない神託ボケしていた思い出が甦るわね」
「X開設直後は虚空に向かって投稿してたもんにゃぁ......」
「本編の挿絵では【ひとつなぎの大秘宝=共同幻想論】ネタを使ったわね」
「加筆修正する前はルフィのコスプレしてただけだったやろ」
「ある意味で最大の修正ポイントだったわ」
「ほんと、どういうつもりで言ってんねん」
「人間世界の全てがつながる」
「本気なやつやん」
「まずは初心者向けにビブリオバトル風で紹介しましょう」
「推薦本をプレゼンするやつやな」
和えもんが実際に使ったビブリオバトル原稿
―――
5分という貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
私が紹介するのは、1968年の名著
共同幻想論 です。
著者は吉本ばななさんのお父さん、吉本隆明。
この本、とても異常です。
伝説的な書評があるのです。
『これは凄い!ぜんぜん分からない!!』
書評のプロに「分からん」と言わせた本です。
異常ですよね。
でも、要約すると意外とシンプルです。
『人間の思い込みは、現実をつくる力を持つ』
まず、「自分はこういう人間だ」と思い込む。
本気で信じると、その想いに合わせて行動し、現実にする。
これが自己幻想です。
自己幻想の有名どころは野球選手のイチローや大谷ですね。
あの人達は子供時代から、超一流になると『自分で思い込んでいた』
その実現のために必要な練習を、質も量も考え抜いて実践し続けた。
生まれ持った才能で差が付く以前の問題でして、
自己幻想を使えないと勝負の舞台にも上がれません。
さて次に、「私たちはこういう関係だ」と二人で共有する。
共有すると、お互いがそういう間柄として振る舞う。
これが対幻想です。
同じ一人の人間でも、誰と接するかによって行動や発言は変えています。
親子、上司と部下、恋人、友人、匿名SNS。
その場と相手に応じて、空気を読んで、関係性を築きますよね。
大事な人のためなら力が湧いてくる、尽くしたい。
そうした活力は対幻想から生み出されます。
そして、みんなで同じ幻想を共有すると、社会の現実になる。
お金、法律、会社、国家、人権。
自然界には存在しない、人間だけで通用する概念が、現実として機能している。
これが共同幻想です。
あるときふと思ったんですよね。
般若心経 と同じだな、って。
あると思えばある。
ないと思えばない。
同じことを、
片方は悟りで語り、片方は理論で証明した。
…どっちも難しすぎて、ついて行けないんですよね!
正直なところ、書いてある内容はほぼ忘れました。
でも、世界観が大きく変わりました。
自分が、他人が、どんな共同幻想の中で生きているか...
それを把握した上で、幻想を自由自在に選んだり操ることが出来たら、
人生という遊戯を、深く楽しめるようになる。
自分はそう確信しているんですね。
ぜひ触れてみてください。
―――
「とまぁそういう感じで共同幻想論の話を始めましょう」
「『戦後最大の思想家』の『難解度MAX』と言われる本やぞ...」
「学生運動のバイブルと扱われていたのよね。読んでも内容を理解できない子達から」
「『要するに国家なんて幻想』なんだから『そんなものに価値は無い』って論調だったんだよにゃ」
「シン・コジキ的な解釈は、まるっきり逆なのよね」
「『共有することで真実として機能する』から『上手く使いこなそう』が真価なのにゃ」
「『基本的人権』も絵空事だから価値がないのではなく、それが通用する社会を維持する試みが尊いの」
「通用する範囲においてだけしか認められない事は確かなのにゃ」
「共同幻想が成立している過程や前提が崩れると消滅するものなのよね」
「成立を支えているのは別の誰かだ、って感謝は持てた方がいいのにゃ」
「共同幻想論の文章は難解にすぎるので......極論、読まなくても問題ないわ」
「んなわけあるか!」
「60年も前に理論で辿り着いている天才性には感嘆するけれど、いかんせん前提情報が古いのよ」
「そんなら何で勧めるねん......」
「SNSでエコーチャンバーが可視化されている現代なら、当時より理解しやすいはずなの」
「『真実』として共有している集団の盲信っぷり、簡単に観測できるもんにゃ」
「『共同幻想と共同幻想が戦っている』という視点を持つと、SNS論争の観え方も変わるわよ」
「だからって読まなくても問題ないことにはならんやろ......」
「おすすめは共同幻想論をAIに解説させてみる事ね」
「そんなんでええんか?」
「『へぇ、そんな考え方もあるんだー』程度に、正しさを信じなければ大丈夫よ」
「逆説的に、正しさを信じる事は危険だと言ってるん?」
「この話を全文コピーして『こんな解釈してる人もいるよ?』とAIに質問しても良いわ」
「なんとなく分かった気になれるように説明してくれるはずやで」
「さて、以上を前提にシン・コジキの執筆主旨を公開します」
「ep48まで全部が前置き......」
『日本は国家の成立時点でこんな面白い物語を共有しているオタク魂の国家なんだ』
「という共同幻想を構築してみようとする遊びなの」
「......本気なん?」
「だって楽しいじゃないの」
「頭のネジがぶっ飛んでるのにゃ」
「イザナミ視点の黄泉の国を2話目に披露している理由も、それなのよ」
「試し読みの時点で不可逆的に認識を変容させようって魂胆なのにゃ......」
「まぁそういうわけで、シン・コジキ的な世界観が好きだって読者は今後もよろしくね」
「わしは遠くからチラッと見守る程度がええと思うで」
「それでは、また気が向いたら遊びましょう」
「「どうも、ありがとうございました~」」




