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忙しい人のための古事記RTA④

「大国主を平和に説得した高天原サイドは代官を派遣することにしました」

「平和とは...」


「高天原を騒がせたあの俺様大勝利記念の子、ニニギです」

「だからキラキラの方で...いやまぁ、そっちしか覚えてないな」


「ニニギは天叢雲剣と八咫鏡とよくわからない勾玉を天照から受け取って」

「雑すぎるやろ!」


「地上の高千穂という場所に降りると、コノハナサクヤヒメに一目ぼれしました」

「また一目ぼれ!」


「サクヤヒメの父である山の神は喜んで、姉のイワナガヒメもお嫁さんとして差し出しました」

「国生みの時の山の神やな」


「面食いなニニギはイワナガヒメを送り返します」

「おいこら!」


「繁栄と長寿を祈って嫁に出したのに!これでは繁栄できても短命に終わるぞ!とぷんぷん」

「それ最初っから言ってやれや。罠やで」


「この出来事によりニニギとその子孫は天の神だけど人の寿命という設定が公式化します」

「めったメタやん」


「それはそうとサクヤヒメとの新婚生活に向かい合うニニギ」

「はぁ」


「一度の行為により妊娠したサクヤヒメに『本当に俺の子?』と口走ります」

「バッカモーン!!!」


「サクヤヒメの怒りは大爆発」

「そりゃ怖いわ」


「『なら占いよ!炎の中で出産して無事だったら確かにあなたの子!』と言い放ち」

「そんな占いがあるか!!!」


「火を放った産屋の中で見事に男の子を産みました」

「ここまでだいたい女神の方が肝が太いやん!」


「サクヤヒメは富士山に鎮座していると言われています」

「噴火したらニニギのせいなん?」


「ニニギとサクヤヒメの子である山幸彦は海の神の女神と結婚し」

「また一行!?」


「山幸彦の子もまた海の神の女神と結婚した結果、初代神武天皇が生まれました」

「加速が止まらない!」


「神武天皇は九州から挙兵して奈良あたりを目指し、負けました」

「譲られてないやん!」


「『太陽の子孫なのに太陽に向かって戦ったらダメだろwww』と精神論で殴られたので」

「作戦も何もないやん」


「東に回り込んで戦ったら勝てました」

「作戦成功しとる!?」


「足が3本ある八咫烏が登場したのもこの辺です」

「日本サッカー協会のあれ!」


「最終的に橿原の地でヤマトの成立を宣言」

「橿原神宮があるとこやな」


「トンボを意味する秋津洲あきつしまを国名として」

「それ本州の別名でもあるやつやん」


「地上みんなが一つの家に住んでいるかのような国を目指す布告を出します」

「八紘為宇ってやつやな」


「その後は色々あって現在まで続いています。古事記はまだ終わりません」

「この一行で何千年分を端折ってるねん!」




「と、いうわけで!」

「なんやねん急に」


「このネタツイをご覧ください」

「なんやねんな」


――


合コンのさしすせそ


サクヤヒメ

しろうさぎ

スサノオ

せきれい

「その並びはニニギが疑っても無理ないのニャ」


――



「このネタで笑うためには古事記の知識が必要でしょう?」

「いやあんたまさか」


「概ねそのための企画が古事記RTAね」

「ニニギの登場後にさらに加速した理由も、それか」


「興味を持ったら自分で調べる余地を残すのも親切よ☆」

「どうだかなぁ...」



「最後は古事記に記された日本の理想とする建国精神をもう一つだけ」

「ヤマトタケル完全カット!?」


「仁徳天皇の『大御宝』ね」

「はいはい」



飢饉に襲われたあるとき、仁徳天皇は外を見て言いました


外で炊煙が上がっていない、これは生活が苦しいのでは?

租税をしばらく中止し、私自身も粗末に暮らすぞ


数年が経過して、炊煙を確認できる頃には、天皇のお館が

修繕が必要なほどに傷んでいました


そろそろ租税をしてもいいのでは?

いや、まだである。もうしばらく待とう


さらに数年が経過したころ、民百姓は自らの意思で租税を納め、

お館の修繕にも心から協力したと言います


国の民こそ最も大事な宝物。『大御宝』というお話です。

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