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先生モード① 笑いのメカニズム

「「高天原チャンネル~」」


「今回は『先生モード』天照ちゃんの初披露よ」

「そんな引き出し持ってたん!?」


「優しく分かりやすく楽しく面白く学びましょうね」

「やだ!勉強なんてしたくない!という人は『そっ閉じ』推奨ニャ」


「猫神には助手を担当して貰うわ」

「毎回そうして欲しいのニャ」


「そうは問屋が卸さないわね」

「わしのためにも『先生モード天照ちゃんをもっと見たい』の声を届けて欲しいのニャ!」


「ちょうどいいネタを探すのも大変だもの」

「作者の事情なんて知ったことじゃないのニャ!」


「それでは本日のお題よ」

・笑いのメカニズム例

・こころの構造

・思いやり技術

・まとめ:別作品から集めた『凄い一文』

「自慢話なん?」


「再現性のある現象だと認識して欲しいのよ」

「あんたが量産されたら、たまらないのニャ…」



「さっそく『笑いのメカニズム例』から始めましょう」

「進行を止める権限は助手にはないのニャ」


「人は、どんなときに笑ってしまうのかしら?

もちろん色々なパターンがあるのだけれど

一つの定型は『それはない』と無意識が認定することよ」

「えーと、どういう事なのニャ」


「ギャップ萌え」

「違うやろ!?」


「講義の雰囲気で『ギャップ萌え』の概念はミスマッチでしょう?」

「それはそうやが」


「『ここで、そう来る?』『それ繋げるなよ』という

無意識下での認識処理が、笑いとなって浮かび上がるのよ」

「ここでマジもんの深層心理学を飛ばすな」


「こころの構造に話を進めましょう」

「先生、分かりやすさが行方不明なのニャ」



「日本語は人間の精神を『心』『魂』ではっきり区別しているわ」

「そんなん知らんで」


「表層領域で、すぐに移り変わる性質がある部分を『心』

 深層領域で、どっしりと力強い普遍性がある部分が『魂』よ」

「分からん」


『子供心』『出来心』『心変わり』

 『一球入魂』『魂の叫び』『大和魂』


「並べてみると感覚で感じられるでしょう」

「あー、なるほど?」


「『浮気心』って言葉もあるわよね」

「ぼっこぼこに叩かれるやつ」


「『浮気魂』って聞いたことある?」

「あるわけないやろ!!!」


「ね、『浮気』と『魂』は結び付けたら駄目だと『分かっていた』でしょう」

「知らなかったのに、分かっていた…?」


「このネタは鉄板ネタだけど、

いきなり『浮気魂』と言っても効果が薄いのよね

前置きが重要な笑い話なの」

「不思議な話やにゃぁ…」




「このような形で、遠距離にあるはずの概念が突然に衝突してくると

 脳では無意識下の処理で混乱状態に陥るの。

 そして、妙な整合性に気付いて安心すると、笑いにつながるのよね」

「えーと、ツッコミが整合性に気付かせる役目を果たすん?」


「ちなみに、あまりにも支離滅裂な概念を衝突させると禅問答になるわ。

 それで導かれる先は、笑いを通り越して虚無よ」

「Xでのアンタやろ」


「ツッコミ不在の神託ボケは時に空虚よね」

「時に、どころやないで」


「一応Grokちゃんなら解読できるのは確認しているわ」

「人間に読めるようにして欲しいのニャ」


「それは高天原チャンネルでやるもの」

「もはやフォロワー獲得する気が無いやんか」



「とりあえず『遠い概念の2つの言葉を組み合わせる』ことが笑いの種になるのよ」

「講義に戻ったのニャ」


「そして『遠い2つの組合せ』を探すのに役立つ技術があるわ」

「才能やセンスじゃなくて、技術なん?」


「思いやりスキルの一つ『マインドマップ』よ」

「知らん」


「連想できる言葉を蜘蛛の巣のように広げていく思考方法よ」

「紙とペンが必要なん?」


「慣れれば脳内で出来るようになるわ」

「ほんまかいな」


「私レベルなら常時発動」

「......」


「詳しくはggrks」

「今回は先生モードなんやろ!?」


「逆に言うと、常時発動するくらいまで身に付くと『センス』と呼ばれ始めるの」

「眉に唾を付けとかんといかんな」


「ちなみに2つの概念の片方が、読者の中に存在しない場合は不発になるの」

「置いてけぼり感の源になるやん」


「それも含めて全て遊んだのが本編ね」

「これ作品解説やったんか!?」


「ここまで読み進めた読者なら理論概要も把握できるでしょう」

「自分の文脈に依存し始めとる…」



「最後に、別のカクヨム作者が生んだ傑作を紹介して終わりにするわ」

「思わず嫉妬するくらいの名文やで」



境界の運び人――今日も人形と終末を往く/幸阪静

『上野駅が、飛んできた』


「これは凄いでしょう」

「どんな世界で

 何が起これば

 そうなるねん

 はよ説明するのニャ!」


「最初に説明が続くと読者は『もう分かったから』って飽きがちだけど」

「この大混乱に陥らせた説明責任を求めるのニャ!」


「伝説的な書き出しよね、要チェックね☆」

「確認しに行かざるを得ないのニャ」


「ちなみに説明を求めさせる心理状態に連れて行って『じらす』のも技術ね」

「そこまで行くとやりたい放題なのニャ」


「読みに行かない限り、そのモヤモヤは解消しないわよ」

「レビューで読者を弄ぶな」




女騎士物語/三二一色

『人権?そこになければないですね』


「これもお気に入りなの」

「雑な接客ワードと人権を融合させんな!」


「般若心経ワードとしての汎用性の高さを示されたわ」

「そういう世界観、と強烈に伝える力があるのう…」


「優しいヒグマが味方だったら楽しいわよね」

「その謎なレビューは何なのニャ」


「読みに行って貰うための工夫よ」

「異色すぎるやろ」




「というわけで『笑いのメカニズム』編をお届けしたわ」

「楽しんで貰えたのニャ?」


「百聞は一見に如かず

 百見は体験に如かず

 これが天照ちゃんの『先生モード』よ」

「分かったような、訳わからんような...」


「『先生モード』がシリーズ化するかは…反響次第ね」

「もはや着地点もゴールも無関係やからな」


「それでは次回もまた遊びましょう」

「「どうも、ありがとうございました~」」


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